健康

「理学療法士を辞めたい」って新人1年目が取るべき行動とは?

新人理学療法士の皆さん、初めまして!

いつもお仕事ご苦労様です!

あれ?どうしました?

「もう辞めたい…」

この記事に辿り着いたってことは、辞めたくて辞めたくて仕方がないって感じでしょうか?

その気持ちわかります。

普通ならそこまで耐えれませんよ!

私なんか実習の時に既に思っていましたよ。

「もう理学療法士なんてなりたくない」

ヤバイでしょ!

辞めたいじゃなくて、なりたくないですよ。

働く前からこの感じ。

ホントどうしようもないポンコツです。

そんな私も、なんやかんやで理学療法士歴10年を越しました。

凄いでしょ。エッヘンw

全然偉そうなことは言えませんが、1つだけ言えることがあります。

この業界は変な奴が多い。

でも、中には本当に良い人もいます。

だから変な奴に負けないでください。

ポンコツセラピスト(PT)ですが、私はあなたの味方です。

どうか頑張りすぎず、楽にいきましょう!

この記事では辞めたいって思った時に、役立つ内容をまとめました。

あなたにも参考になることがあると思います。

さぁ「休みの日にサザエさんを目にしてため息をつく生活」を一緒に打破しましょう!

理学療法士を辞めたいなら

「明日もまた仕事かぁ」

辛いですよね、行きたくないですよね、辞めたいですよね。

でも、仕事行ってお給料を貰わないと生活できないし、今日も明日も明後日も頑張るしかないって感じですよね。

せっかく取った国家資格だし、親にも心配かけたくないし、まだ働き出したばっかりだし。

もし現状を打破できる即効性バツグンの方法があれば、知りたくないですか?

ズバリ「転職すること」です!

たった一つの行動を起こすだけで、人生を変えられます。

安心してください!あなたにもできます!

ポンコツの私にもできたんだから、必ずできます。

新人のあなたが取るべき行動は?

転職といっても、職場を変えて理学療法士と働く転職を私はオススメします。

職業を変える転職じゃないですよー。

理由は一番リスクが低い行動だからです。

「は?」って思いましたか?

「転職が一番リスクの低い行動ってどういうこと?」って感じですよね。

順番に説明するんで、落ち着いてください。

大前提の考え方

まず大前提として、「あなたが変えられること」に集中してください。

物事は大きく2つに分けることができます!

それは「あなたが変えられること」と「あなたが変えられないこと」の2つです。

まだポカーンって感じでしょうけど、続けますねw

具体的に話してみますね。

具体例「明日天気になぁ~れ♪」

明日の天気はなんですか?

晴れですか?曇りですか?雨ですか?

雨だったら晴れにできますか?

いきなり質問攻めですみません。

天気なんて自然のことなので、操ることはできませんよね。

明日が雨なら、晴れに変えれません。

まぁこんなこと小学生にだって分かると思います。

予報が外れるのは置いておきましょうw

私たちにできることは、せいぜい「明日天気になぁ~れ♪」って靴を蹴り飛ばすくらいですよねw

それか、テルテル坊主を作って部屋に飾って祈ることくらいです。

でも、この祈る系の行動は取るべきじゃないんです。

夢の無いような言い方ですが、これめっちゃ大事です。

何が言いたいかというと、天気とかは「あなたが変えれないこと」です。

そんな「あなたが変えれないこと」に、あなたの大切なエネルギーを使っちゃいけないんです。

あなたの大切なエネルギーは「あなたが変えられること」に集中的に使うべきなんです。

この天気の例でいうと、テルテル坊主を100個作ろうが、1,000個作ろうが、明日の天気は変えられないので、あなたが取るべき行動じゃありません。

明日が雨ならあなたが取るべき行動は、雨具の準備をしたり、濡れないルートを探したり、雨に備えることです。

今回は天気を例にしましたが、この「変えられることに集中する」っていうのは、人生の中でめちゃくちゃ大事なんで頭の片隅にでも置いておいてください。

大事なことですが、意外にできてない人が多いんです。

あなたは集中すべきところをしっかり理解しておいてください。

ちなみに余談ですが、私の高校時代の話を少しだけ。

その日は待ちに待った体育祭。

私は体育委員だったので、みんなより早めに登校していました。

でも、残念なことに小雨がパラパラと降っていました。

グランドにも少しずつ、水が溜ろうとしていました。

学校行事もいろいろある時期だったので、延期は避けたいところです。

もしかしたら、体育際は中止かもしれない。

朝の学校全体に不安の雰囲気が漂っていました。

すると、体育教官室の窓から、とある男性教員がムクっと顔を出しました。

窓から出てきた顔は、普段は物静かでムキムキマッチョ、体育教員の上に生活指導という教員の顔でした。

次の瞬間、「雨やめ!!!!!」

朝の静かなグランドに、大きな声が響きました。

一瞬にして張り詰める空気。

その日は無事、体育祭は開催され素晴らしい思い出となりましたとさ。

リアル天気の子、天気を操る男もいるかも、ってお話でしたw

この話はノンフィクションです。

新人1年目の4つの悩みから将来を考える

新人理学療法士の悩みは大きく4つに分けることができます。

4つの悩み

  • 健康の悩み
  • キャリアの悩み
  • 人間関係の悩み
  • お金の悩み

この健康、キャリア、人間関係、お金の4つの悩みを、これからあなたが取る行動で将来を考えてみます。

あなたが取る行動は、基本的に3つあります。

3つの行動

  1. 理学療法士として現状のまま働く
  2. 理学療法士として働く場所を変える
  3. 理学療法士とは別の道に進む

それぞれ見ていきましょう。

健康の悩み

「毎日帰ったら寝るだけ、自分の時間なんてない」

「目標単位数をこなしていたら、書類も終わらないし、定時に帰れない」

「こんな肉体労働何歳までできるんだろう」

「こんな仕事続けていたらこっちが精神的にやられそう」

「いつまで休みのたびに勉強会へ参加しないといけないんだろう」

理学療法士ってリハビリするだけじゃなく、書類書いたり、会議に出たり、勉強したり、やることが多いですよね。

定時なんてあって無いようなもんだし、休みの日には勉強会へ参加。

特に新人の頃には、自分の時間なんてありません。

業務に慣れてない上に、やること多いんだから、自分の時間を削るしかありませんよね。

さて、「①理学療法士として現状のまま働く」って行動を選んだら、どうなるでしょう。

①理学療法士として現状のまま働く

答えは何も変わりません。

いつまでも現状のまま働き、先の見えないゴールを目指し、走り続けるしかありません。

先輩を見てみましょう。

未だに休みの日にも勉強会に行ってるでしょ?

未だに残業してるでしょ?

あなたの職場はそういうところなんですから、変わりません。

先輩たちは洗脳されているだけです。

「理学療法士は一生勉強する仕事だ」とかなんとか。

確かに、一見聞こえは良いし、一理あるかもしれません。

でも、なんのために働いているんでしょうか?

誰の人生かわかりませんよね。

理学療法士は勉強していかないといけませんが、あなたの人生を全て捧げる必要はありません。

あなたの人生なんか知らない、あなたの時間を削ってでも仕事をやり続けろ精神ですね。

あなたの時間を削れるってことは、肉体的にも精神的にもかなりの負担になります。

でも、職場の方針なんか、余程のことがない限り変えられません。

ましてや、新人のあなたが変えられる問題ではありません。

あなたはその変わらないことに、いつまでも悩み続けますか?

「あなたがどうにかできないこと」にエネルギーを使うべきじゃありません。

じゃあ「②理学療法士として働く場所を変える」っていう行動を取ったとしましょう。

②理学療法士として働く場所を変える

あら不思議。

定時に帰られる職場があるじゃないですか。

「あなたが変えることのできる」行動、つまり働く場所を変えただけで、残業がなくなります。

もちろん、全くのゼロとまではいかないかもしれません。

でも、職場を変えるだけで、残業時間が減ったり、強制参加の勉強会がなくなったり、自分の時間を確保することができます。

自分の時間ができると、肉体的にも精神的にもゆとりができます。

職場選びさえ間違わなければ、より健康的に働くことができるでしょう。

じゃあ思い切って「③理学療法士とは別の道に進む」を選んだらどうでしょう。

③理学療法士とは別の道に進む

定時に帰ったり、休みの日に勉強会に参加したり、自分の時間を削られることはなくせるかもしれません。

職業によっては、肉体的な負担も減る場合もあります。

ただ、問題が一つあります。

それは、全くのゼロからのスタートになってしまうことです。

あなたは今まで、専門学校や大学で理学療法士になるために、毎日頑張ってきました。

解剖学を学んだり、実習に行ったり、国家資格を取ったり、理学療法士として働くために学んできました。

これまで学んできたこと全てが無駄にはなりませんが、役に立たないことも多いです。

例えば、これから営業の仕事をする時には、解剖学は役に立ちませんよね。

会話のきっかけに使うことはできるかもしれませんが。

だから、働きながら選んだ職業のことを学んでいかないといけません。

まぁ結局は、どの仕事をするにもある程度の勉強は必要になります。

しかも、学生のように学ぶことに集中できる環境にはありません。

だってお給料を貰う訳ですから、何かしらの売り上げに貢献しなきゃならないんですから。

「営業スキルを身につけたいと思い、御社を志望します」

「プログラミングを学びたいと思い、御社を志望します」

よく〇〇を学びたいと思い、志望しますって言う人がいますが、これっておかしな話なんです。

雇う側からしたら、「何でお前の勉強のためにわざわざ雇って、お金渡さないといけないの?」ってなります。

実際は働きながら学ぶこともありますが、考え方が間違っているというか、まぁその辺りはここでは置いておきますね。

何が言いたいかというと、異なるジャンルへの転職では、初めてのこと、慣れないことをするので、精神的にはしんどいということです。

「理学療法士がしんどくて別の道を選んだのに、結局しんどいやん」ってことがありえます。

別の道を選ぶのが悪い訳じゃありませんよ!

「ゼロからのスタートも大変なんやでぇ」っていうのを理解しておきましょう。

キャリアの悩み

「この職場にいてキャリアップに繋がるのかな」

「教えてくれる先輩や上司がいない…」

「教育してくれる環境じゃないな」

「もっと別の疾患をみたいのに」

「みんなやる気がない人ばかりだな」

理学療法士になってモチベーションが高い人は、キャリアアップを考えていることでしょう。

理想の理学療法士像があったり、興味のある疾患があったり、身に付けたい手技があったり。

素晴らしいですね!

「元気があれば何でもできる」ではありませんが、やる気があればきっと理想に近づくことができますよ

あなたの職場では目指しているところへ行けそうですか?

「たぶん無理」

きっとキャリアで悩んでいる人は、気づいていますよね。

じゃあ「①理学療法士として現状のまま働く」って行動を選んだら、どうなるでしょう。

①理学療法士として現状のまま働く

やっぱり何も変わりません。

あなたの上司は尊敬できますか?

現状のまま働く限り、ほとんどの確率であなたの将来の姿は、あなたの上司の姿と同じです。

だって職場が評価した結果、あなたの上司は上司になった訳ですから。

あなたの上司のような人を評価する職場なんです。

だから、あなたの上司の後釜につくのは、あなたの上司のような人。

管理職になりたいのであれば、あなたの上司のようにならないといけないのです。

それにあなたの上司や先輩の理学療法士としての知識やスキル、経験はどうでしょう。

あなたが目指している理学療法士そのものでしょうか?

技術的なところも、経験的なところも、今の上司や先輩たちと同程度になる可能性が非常に高いと言えます。

職場の教育システムや職場の雰囲気なんて「あなたがどうにもできないもの」です。

「あなたがどうにかできるもの」に集中するべきでしたよね?

じゃあ「②理学療法士として働く場所を変える」っていう行動を取ったとしましょう。

②理学療法士として働く場所を変える

「こんな上司になりたい」

「こんなにもしっかり教えてくれる環境なんだ」

「ここならキャリアップに繋がりそうだ」

なりたい理学療法士像があるのなら、その条件を満たしている人の近くいることが、自分の理想に近づく一番の近道です。

理想的な人と多くの時間を過ごすことで、言動や行動、考え方などをパクっちゃえばいいんですよ!

パクるって言えば悪いように聞こえますが、そんなことはありません。

子どもが言葉や動きを覚えていく時も、親のマネをしますよね。

プロ野球選手になりたかったら、プロ野球選手の考え方や打ち方、投げ方をマネをしますよね。

そもそも今凄い人も、基本的には昔の人のパクリなんですから。

それに、人間って流されやすい性質があります。

例えば、駅前とかに駐輪禁止エリアってありますよね。

自転車を止めちゃダメなんですよ。

基本的に日本人はルールを守る性質があります。

でも、誰か1人が禁止エリアに自転車を止めちゃうとどうなるか。

なんとまぁ、次から次へ自転車を止めるじゃありませんか。

あなたもご経験があんるじゃないですか?

誰にも言いませんから、正直に答えてもらっていいですよw

そうなんです。人間は流されやすいんです。

誰かがやってるからいいだろって。

この流されやすい性質は、キャリアアップにも影響します。

勉強しない職場は勉強をしない人が集まっています。

反対に、勉強する人は勉強をする人が集まっています。

だってみんなと一緒がいいから。

何が言いたいかというと、キャリアアップしたいなら、それを叶えられる職場にいる方がいいんです。

身に付けたいスキルや手技があるなら、それができる職場にいるべきです。

独学なんて時間がかかって仕方ありません。

それに、効率的な勉強をするのなら、アウトプットが大切です。

勉強方法などについて調べたことがある人は知っていますよね。

本を読んだり、動画をみたり、セミナーに行ったり、インプットするだけじゃダメなんです。

アウトプットしてこそ、身に付いていくんです。

最近はSNSの時代なので、気軽にアウトプットできるようになりました。

でも、職場がアウトプットできる環境だったらどうでしょう。

「あの患者さんはこうだよね」

「この前一緒に行ったセミナーで言ってたのってこういうことだよね」

普段の会話でアウトプットできるとか最強じゃないですかw

理学療法士って専門的な話なので、家族や恋人、友人に話てもいい顔してもらえませんよね。

だからこそ、職場をアウトプットの場にすることに意味があるんです。

じゃあ「③理学療法士とは別の道に進む」を選んだらどうでしょう。

③理学療法士とは別の道に進む

素敵な上司や先輩に出会うこともできるでしょう。

しっかり教育システムの整った会社に転職できることもできます。

日本には理学療法士以外の仕事はたくさんあるので、選びたい放題でしょう。

ただやはり、ゼロからのスタートになってしますので、キャリアアップを目指すなら相当の努力が必要となります。

なんせあなたは理学療法士として社会人をスタートさせたので、運よく素敵な職場を見つけたとしても、同年代よりも遅いスタートとなっています。

ライバルたちに追いつき、追い越さないとなりません。

ただでさえ、新しい職種ではわからないことが多いので、大変なことは想像できるでしょう。

もし社会人3年目以内なら、新卒扱いとして雇ってくれる制度を採用している会社もあります。

理学療法士とは別の道を選ぶなら、出来るだけ早い方が良いでしょう。

人間関係の悩み

「上司、先輩が終わってる」

「職場の雰囲気が合わない」

「患者さんとのコミュニケーションが上手くいかない」

生きている限り、人間関係の悩みは付きものですよね。

なので、人とコミュニケーションが上手く取れるように、最低限の努力は必要です。

でも、やっぱり人間関係も「あなたが影響を与えられること」に集中すべきなんです。

まず「①理学療法士として現状のまま働く」って行動を選んだら、どうなるでしょう。

①理学療法士として現状のまま働く

基本的に相手は何も変わりません。

あなたが上司との関係性に問題があるなら、あなたが変わらないと何も改善しません。

人の性格なんか、まぁほとんど変えられないですよ。

だって長年積み重なったものなんですから。

あなたが言葉選びを変える、行動を変える、思考を変える。

あなたが変わることで、関係性は改善する場合もあります。

ただいきなりガラッと変わる訳ではなく、少しずつゆっくりと変わっていきます。

あなたがこれまでと同じようにしていれば、これからも関係性は変わりません。

じゃあ「②理学療法士として働く場所を変える」っていう行動を取ったとしましょう。

②理学療法士として働く場所を変える

「世の中にはこんな素敵な上司もいるんだな」

「やっと理解してくれる人に出会った」

ご存知の通り、職場を変えると関わる人も大きく変わります。

転職した途端に、悩まされていた人とはおさらばになります。

嫌いな上司の性格を変えるのは無理でした。

良好な人間関係を築くために、自分を変えるのも時間がかかります。

でも転職するだけで、嫌いな上司との人間関係の悩みは一瞬でなくなります。

即効性バツグンの方法でしょ!

もちろん、転職先でも新たに嫌いな上司がいては意味がありませんから、職場選びを間違えたらいけませんよ。

嫌いな上司自体は変えられませんが、嫌いな上司のいない職場を選ぶことはできますからね。

あと、患者さんの問題ですね。

いろんな患者さんがいますから、悩まされる理学療法士も多いかと思います。

基本的には患者さんを選ぶことはできません。

でも、ある程度絞ることはできます。

例えば、都市部と地方では患者さんの雰囲気なども違います。

スポーツでの怪我などを多く診ている職場に行けば、高齢者は比較的少ないですよね。

職場選びの段階で、ある程度患者さんを絞ることは可能なんです。

じゃあ「③理学療法士とは別の道に進む」を選んだらどうでしょう。

③理学療法士とは別の道に進む

今現在の人間関係で悩むことはなくなります。

職場選びさえ間違わなければ、人間関係で悩むことは劇的に減ることでしょう。

一つ問題となるのは、初めての業界なのでわからないことが多くなることです。

理学療法士業界で当たり前だったことが、通用しないなんてこともあるでしょう。

転職が遅ければ遅いほど、年齢の離れた年下の先輩にいろいろと教わることになります。

変にプライドとかがあると、年下の先輩や上司との関係性が悪化してしまう人もいます。

よその業界から来た何も分からない奴、というレッテルを貼られ、浮いた存在になりかねません。

やはり理学療法士とは別の道へ進むのであれば、できるだけ早い方が良いでしょう。

お金の悩み

「収入がなかなか増えないなぁ」

「理学療法士の友人と比べて、昇給が少ない」

「こんな給料で家族を持てるのか」

「毎月の勉強会費用が自腹なのがキツい」

理学療法士で高い収入を目指すのは難しいでしょう。

理学療法士は単位を稼いでなんぼですが、その単位数に上限があるので、働けば働くほど稼げる訳じゃありません。

じゃあ「①理学療法士として現状のまま働く」って行動を選んだら、どうなるでしょう。

①理学療法士として現状のまま働く

今の昇給額をコツコツ積み上げるしかありません。

聞けるのであれば、上司の年収を聞いてみましょう!

上司の年収があなたの将来の年収ということになります。

まぁ年収が予想より下がることはあっても、上がることはないと思っておきましょう。

あなたがこれから血を吐くほどの努力をして、めちゃくちゃ職場に貢献しても、おそらく昇給額には変化はありません。

職場の方針を変えること簡単ではないからです。

昇給額は「あなたの努力でどうにかできるもの」ではありませんよね。

じゃあ「②理学療法士として働く場所を変える」っていう行動を取ったとしましょう。

②理学療法士として働く場所を変える

「前の職場より年収が上がった」

「残業代がしっかり貰えるようになった」

「昇給額が前の職場より増えた」

今の職場よりも収入面を改善できる職場を選べば、転職するだけで収入アップです。

上司にせっせとゴマすりなんてしなくても、雇われた瞬間に収入が変わります。

基本給が同じでも、残業代をちゃんと貰えたり、昇給額が多くなったりするだけで、数年経つと大きな差になります。

それに基本給が変わると、退職金も変わります。

退職金には、基本給の他に勤続年数が関わってきますから、より給料が良いところで長く勤めた方が退職金は多くなります。

お金のことを考えると、より給料が多いところに早く移って、長く勤めた方が良いと言えるでしょう。

理学療法士が他職種と比べて、高収入を期待することは難しいです。

でも、理学療法士の中で高収入になることはできます。

それは給料が少ないところでコツコツ頑張るんじゃなくて、給料の良いところへ行くことが一番効果的で、現実的な方法です。

じゃあ「③理学療法士とは別の道に進む」を選んだらどうでしょう。

③理学療法士とは別の道に進む

未知の領域にいくので、初めは今よりも給料は下がるかもしれません。

ただ、しっかり評価される人材になれば、理学療法士の給料を抜き去ることは可能でしょう。

なんせ理学療法士より、給料に伸び代がある職種は多いですから。

職種選びを間違わなければ、10年後に理学療法士時代の元同僚と会った時に、給料面で大きく差をつけていることもあるかもしれません。

より早く別の道へ進んだのなら、転職するだけで収入アップの可能でしょう。

一つ言えるのは、雇われている限り、給料が良い=仕事が大変ってことです。

社長とかにでもならないと、給料と仕事量は比例する関係のことがほとんどです。

あなたが全く素人の分野で働いて、膨大な仕事量に耐えていけるかってところですね。

新人にも選ぶ権利はある!

ポイント

近い将来、現在の職場を移りたいと思っていますか?
はい:36.3%

理学療法士実態調査報告(2010)

新人の理学療法士が転職しようと思った時、気になることがありますよね?

「1年目から転職とか、どうなんだろう」

「まだ理学療法士のことがわかってないのに転職できないかな」

「3年は頑張れって言うしなぁ」

正直に言うと、転職していいかどうか、経験年数なんて関係ありません!

転職に経験年数が必要なら、いつならいいんですか?

基準なんてありません。

転職はあなたがしたいと感じた時にするもんです。

よく言われる「3年は頑張れ」ってヤツも根拠なんかありません。

たぶん「石の上にも三年」から来てるんでしょうけど。

「石の上にも三年」っていうのは、辛抱すれば成功するよーって意味ですよね。

でもね間違っちゃいけないのが、三年っていうのは長い月日のことで、三年間って意味じゃないんですよ。

「へぇ~」でしょw

だから、三年は我慢しろ、三年は頑張れって根拠がありません。

そもそも1年でも「長い月日」になりません?

なので、新人だからとか、何年目だからとかは関係ありません!

新人理学療法士にも転職するって選択肢はあるんです。

理学療法士によくある悩み9選

理学療法士っていろいろ悩みがありますよね。

特に新人であれば、悩みは尽きないと思います。

「みんなはどうなんだろう?」

「これって私だけの悩みなのかな?」

気になるところですよね。

ここでは、理学療法士によくある悩みを9つ挙げてみました。

ポイント

  • 給料が安い
  • 職場の方針と合わない
  • 仕事が激務、残業が多い
  • 休みが少ない、取れない
  • パワハラの温床
  • 人間関係
  • 通勤時間
  • リハビリスキル
  • やりがいを感じない

詳しくみていきましょう。

給料が安い

ポイント

主たる職場以外で非常勤として働いている人

84.3%

理学療法士実態調査報告(2010)

頑張ってるのに、給料が安い。

理学療法士として働くなかで、1番多い悩みなのではないでしょうか。

悲しいですが、普通に働いていても理学療法士の給料は増えません。

私の友人で、昇給500円って人もいました。

ホントため息しか出ないですよね。

他の職業と比べても、理学療法士の給料は低く、その上で大して昇給もありません。

理学療法士の収入が低い問題については、別の記事にまとめました。

本当に低いのか、なぜ収入が低いのか、どうすれば良いのかを書いてます。

新卒では他の職業と変わりないか、ちょっとマシな程度なんですけどね。

だんだん離されていく傾向があります。

いつまで経っても、週1回のバイトが欠かせないって人多いですよね。

職場の方針と合わない

ポイント

残業手当が100%支給:43.4%
全く支給されない:30.2%

理学療法士実態調査報告(2010)

職場の方針と合わないっていうのは、理学療法士の仕事っていうよりも、その職場自体が悩みの種となっている場合ですね。

例えば、1日〇〇単位をノルマにしている医療機関があります。

リハビリの質なんかよりも、単位の量を重視する職場ですね。

実際にあるんですよ、単位重視の職場。

患者さんよりも病院のためって感じがモロに出てるところ。

まぁ病院もボランティアじゃないんで、稼がないとやっていけません。

理学療法士に稼いでもらうには、単位を上限いっぱい取って貰わないといけませんからね。

そんな職場の方針に合わなくて、悩んじゃう理学療法士も多くいます。

仕事が激務、残業が多い

ポイント

勤務が終わり自宅に帰宅する平均時間

18時台:30.5%
19時台:30.3%
20時台:16.5%

理学療法士実態調査報告(2010)

仕事量が尋常じゃなく多くて、残業も果てしなく多いっていう職場もありますね。

この仕事量や残業量も職場の方針に関わってくる問題だと思います。

特に単位重視の職場では、担当患者さんも増えるので必然的に仕事量が増えます。

直接のリハビリ時間だけでも多くなるのに、情報収集やカルテの記載、他の書類作成など雑務の時間がそれはもう多いこと。

定時なんかじゃ帰れません。

風呂入って寝るためだけに、家に帰っているって人もいるでしょう。

そんな時代と逆行した職場もまだまだあります。

なんせ古き悪しき時代を生きる医療現場ですからね。

それに残業しても、それ相応の残業代を貰えていたらまだいいですよね。

サービス残業当たり前、定時に帰れると思うなって鬼畜上司も大量生産されています。

残業三昧な職場に勤めていると、そりゃ悩むってか病むでしょ。

ただでさえ、残業しないと終わらない業務量なのに、無駄に多い会議やカンファレンスにも嫌気がさしますよね。

会議やカンファレンスが大事なのはわかりますよ。

でも、毎日せんでええやんってね。

休みが少ない、取れない

ポイント

昨年の有給休暇取得日数

10~14日:21.8%
5日:12.2%
0日:9.3%

理学療法士実態調査報告(2010)

休みの問題もありますよね。

残業と同じで、休みの取りやすさも職場の方針です。

そもそも理学療法士は、休日もセミナーや学術大会に参加することが当たり前の職業になってしまっています。

しかも参加料は自分で払えと。

「はぁ?」ですよね。

ただでさえ給料は安いし、激務に耐えているのに、休み返上でセミナーに行かないといけないのに、参加料も負担しないといけないとか。

なんのために働いているのか、誰のための人生なのか、そりゃ訳分からなくなりますよね。

それに休みはちゃんと取っていいよって言われても、みんな忙しく働いているのに、余計な仕事をお願いしにくいっていうのもありますよね。

特に新人だと、休みが欲しくても先輩にお願いなんかしにくいですよね。

そんなこんなで、毎年有給をジャバジャバ捨てる羽目になってる人もいてます。

パワハラの温床

ポイント

日ごろストレスを感じているか?

とてもストレスを感じる:20.6%
ややストレスを感じる:54.4%

理学療法士実態調査報告(2010)

パワハラも理学療法士業界では多くありますよね。

まずパワハラとは何ぞやってことを確認しておきましょう。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性(※)を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう。

※上司から部下に行われるものだけでなく、先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して様々な優位性を背景に行われるものも含まれる。

厚生労働省|職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告

理学療法士なら知っていますよね。

実習からパワハラの横行が凄いですよね。

自分が学生時代にされたからって、反対の立場になって学生にパワハラするみたいな。

全員が全員そうじゃないですけど、私も実際に被害を受けたのでこの業界の闇みたいなものを感じます。

私の友人は実習でのパワハラが原因で退学しました。

私も学校の教員や実習先のバイザーからパワハラを受けました。

確かに出来の悪い学生でしたよ。

でも勉強ができないと、人格否定されるって意味がわかりません。

「医療人である前に人としてどうやねん」って平気で言われてました。

勉強できなかっただけでね。

まぁ私の話は置いといて、職場でも高圧的な人もいてるかと思います。

特に新人だと、立場が弱いことをいいことにパワハラの対象になりやすいかと思います。

本当に精神的にキツいですよね。

人間関係

ポイント

直近の退職理由

職場の人間関係:7.0%

理学療法士実態調査報告(2010)

パワハラはなかったとしても、職場での人間関係の問題はたくさんありますよね。

人間って本当にいろんな人がいるんだなって感じですよね。

特に問題となりやすいのが、同じ理学療法士のなかでの人間関係でしょう。

意識高い系集団の職場では、勉強がついていけないことで自分が浮いた存在のように感じることもあります。

反対に意識低い系集団の職場では、勉強を教えて欲しい新人のうちでも、ちゃんと指導してくれる上司や先輩がいなくて悩むこともあります。

不満や愚痴、悪口が絶えない職場では、毎日嫌な気分にさせられますよね。

それに体育会系のノリがあって、頻繁に飲み会の誘いがある職場なんかは、今の時代合わないって人も多いでしょう。

悩み事があっても、相談できる同僚や先輩がいない職場では、もうどうしたら良いのかわからなくなってしまいますよね。

せめて頼れる仲間がいれば、ある程度の激務にも耐えられると思うのですが。

人間関係は職場だけだはありません。

リハビリって対面での仕事がほとんどですよね。

だから、職場の人間関係以外にも患者さんとの人間関係の悩みが付き物です。

こっちから患者さんを選ぶことはできませんからね。

愛想笑い出来てますか?

私も理学療法士と働き出して、いろんな患者さんと出会いました。

本当に良い関係を築けた人もいました。

理学療法士をやってて良かったって感じることもありました。

でもなかにはいるんですよね、モンスターが。

このモンスターには苦しめられました。

罵声を浴びせられるだけならまだ良かったんですが、まぁしつこいっちゃありゃしない。

長期的に対応に追われたケースもありましたよ。

そんなモンスターだけじゃなく、もっと上手に付き合えないかと悩んでしまう新人の人も多いかと思います。

なかなか心を開いてもらえず、リハビリプログラムが進まないって場合もあるでしょう。

まぁ育ってきた時代や環境が違いから、ある程度のズレって仕方ないんですけどね。

通勤時間

ポイント

往復通勤時間

30分以内:50.6%
31~60分:30.9%
61~90分:9.9%

理学療法士実態調査報告(2010)

通勤時間っていうのは、理学療法士特有の問題ではないと思いますが、これに悩む人も意外にいます。

周りからあの病院は勉強になるよって聞いて、家からちょっと遠いけど就職を決めた人とかがそうですよね。

当初、3年は頑張ろうって決めていたにも関わらず、通勤に1時間以上ってのが苦になってくる。

そりゃそうですよ。

通勤時間は何も生みませんから、無駄です。

なかには電車のなかで、資料作成とか済ましてしまうっていう優秀な人もいてるでしょう。

私にも出来そうもありませんけど。

隙あらば寝ようっていう、悪い癖が抜けませんw

まぁそれはどうでも良いとして。

新人で慣れない環境で頑張って働いているのにも関わらず、移動時間にせっかくの自分の時間を潰される訳ですから。

そりゃしんどいですよね。

通勤時間で悩むっていうのも、わかります。

リハビリスキル

ポイント

勉強のための時間

0分:23.1%
1時間未満:44.8%
2時間以内:17.6%

理学療法士実態調査報告(2010)

出ました理学療法士のスキル問題。

特に新人理学療法士の皆さんは悩むところですよね。

「何をどうしたら良いのか、わからない。」

「何がわからないかが、わからない。」

だんだんスキルが未熟っていうのが、性格的に理学療法士に向いてないんじゃないかって考えるようになることもあります。

もっと言えば、その責任感から患者さんへの罪悪感となって、毎日が辛くなることもありますよね。

スキルの問題は、何も新人に限った悩みでもありません。

先輩たちも昔はスキルに悩んだことがありますし、今現在も悩むことがある問題なんです。

新人の時は、スキルの悩みは上手に導いてくれる人がいればいいんですが。

導いてくれる先輩とかがいない場合は、独学となるので辛いですよね。

まるで、終わりのない迷路に入ってしまったようなに感じてしまいます。

このスキルの悩みも、新人を苦しめる大きな問題となっています。

やりがいを感じない

ポイント

直近の退職理由

職場に魅力がない:10.9%

理学療法士実態調査報告(2010)

悩んで、苦しんで、頭を抱えている人にとっては、やりがいなんか感じる余裕はないですよね。

給料低いし、残業多いし、スキルは上がんないし、人間関係も難しいし。

良いことなんて、ほとんど見えてこないでしょう。

今はね、もう完全に理学療法士に対して悪いイメージしか浮かんでこない、って状態となってしまってます。

悪い意見しか聞こえなくなっています。

せめて、もう少し業務に慣れて、働くこと自体に余裕が出てくると変わってくるんですが。

時間が解決してくれる部分もあると思います。

一応ね、参考までに理学療法士はやりがいがある仕事と感じている人は多いんですよ。

ポイント

理学療法士はやりがいのある仕事だと思いますか?

そう思う:72.8%
ややそう思う:20.7%

理学療法士を一生続けたいと思いますか?

そう思う:42.5%
ややそう思う:25.9%

理学療法士実態調査報告(2010)

理学療法士はやりがいのある仕事、とは言うものの、今あなたがやりがいを感じていないのなら、あんまり他人の感じ方なんか関係ないですよね。

今すぐやりがいを感じるには、難しい状況なんだから。

よくある悩みのまとめ

悩みって1つじゃないですよね。

いくつも合わさって、あなたを押し潰そうとしてきます。

よくある悩みであったように、あなただけが悩んでいるんじゃありません。

よくある悩み9つを挙げましたが、ちょっと考えてみてください。

全部「職場を変えるだけ」で解決できるではありませんか!

あとは行動あるのみですよ!

まとめ

今回の記事をまとめると、

まとめ

・大前提として自分で変えられることに集中すべし!理学療法士を辞めたいと思ったら、まずは職場を変えてみることを考えろ!

・健康、キャリア、人間関係、お金、これらの悩むを解決する即効性バツグンの手段が職場を変えること!

・新人1年目とかは関係ない!謎の三年ガマン説は信じるな!行動あるのみ!

・給料が安い、職場の方針と合わない、仕事が激務・残業が多い、休みが少ない・取れない、パワハラの温床、人間関係、通勤時間、リハビリスキル、やりがいを感じない、よくある悩みは職場を変えると解決できる!

確かに他の職場でやっていけるのかは不安ですよね。

私も不安でしたから、わかりますよ!

でも、不安なのは圧倒的な情報不足からきてるものなんです。

情報をしっかり得たら、不安もほとんどなくなります。

それに、就職に失敗したのは、情報収集を怠ったからではありませんか?

就職先のことをちゃんとネットで調べたり、働いている人に話を聞いたり、見学に行ったり、学校の教員に噂を聞いたり、できることは全てやりましたか?

なんとなく就職先を決めていたんじゃないでしょうか?

だから、転職ではできる限りの情報収集をすれば、問題はありません。

転職での情報収集では、便利なツールがありますよ。

さぁ今度は職場選びにミスせず、楽しいPTライフを送りましょう!

-健康

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