お金

理学療法士の年収低い問題|給料上げるには必要な知識を持とう!

理学療法士の皆さん、いつもお仕事お疲れ様です。

毎日大変ですよね。

私も皆さんと同じ理学療法士なので、大変さってめっちゃわかりますよ。

これは想像でしかないのですが、私なんかよりもあなたの方が大変な想いをされていると思います。

仕事に、勉強に、人間関係に、問題はいろいろ起こります。

だから、たまには愚痴を言いたくなりますよね。

「こんなに頑張ってるのに、なんで給料上がんねぇんだ!」

ホンマそれです。

『今のまま』理学療法士続けられるのかなって気持ちになりますよね。

この記事では、巷に溢れている非現実的な方法ではなく、より現実的な給料を上げる方法をお伝えします。

同じ理学療法士として、参考になるかと思うのでよかったら最後まで読んでみてください。

給料を上げるには行動しよう

注意ポイント

  • 現状を変えるには行動あるのみ!
  • 給料で職場を選ぶ!
  • 役職者になる!
  • 節約する!
  • 副業する!

いきなりですが、現状を変えるには行動するしかありません!

給料が低い状況を打破するには、行動して給料を高くするしかないのです。

宝くじなんて当たりません。

そもそも他のギャンブルと比べて、宝くじは当選確率は悪いって知ってました?

そんな話はどうでもよくて、あなたの人生を変えられるのはあなたしかいません。

問題はどんな行動をとれば良いのかってことですよね。

給料で職場を選ぶ

ポイント

  • 情報に疎い人は給料が低い
  • 「ボーナスが低いけど基本給は高いところ」を選ぶ

前提として、お金が全てではありません。

職場を選ぶときに、お金だけで選んだ人は少ないでしょう。

人間関係が良さそうなところ、福利厚生が充実しているところ、こういったところも職場を選ぶ際に可能な範囲でみておくべきです。

他にもたくさん、職場選びのポイントがあると思います。

ただ今回は、給料を上げるということに絞ってお話させていただきますね。

給料を上げるには、情報をしっかり手に入れることが大事です。

情報に疎いということは、給料が低くなることに繋がります。

本当に無知は怖いですよ。

でも、こうしてこの記事に辿りついたあなたは、情報を手に入れるため行動をされていますから安心ですね。

さすがです。

じゃあ話を戻しますね。

給料が高い職場を選ぶとき、はっきりとA社は年収400万円、B社は年収500万円となっていたら、割とわかりやすいですよね。

注意したいのは、月給が同じ位の職場でも残業代とか、インセンティブ(報奨金)、役職手当てや住宅手当てなどの各種手当て、ボーナスが違うので実際の手取り額に差が出てしまうことです。

よく分からない手当てがいっぱい付いていて、基本給がやたら少ないってところもありますよね。

それに手取りがいくらなのかってのが、気になりますよね。

実際に自分の口座に振り込まれる手取りを知れば、わかりやすいと思います。

求人先によって、年収で表記されていたり、月給で表記されていたり、いろいろあるので簡単に説明しておきますね。

独身・扶養家族なしって人は、単純に年収の約8割が手取りになると言われています。

知っていると思いますが、年収が高ければ高いほど税率も高くなるので、手取り額の割合が少なくなりますよ。

それに地域によって異なる場合もあるので、あくまでも参考程度にしてください。

 

手取り

年収 (ボーナスが1ヶ月×年2回) (ボーナスが2ヶ月×年2回)
年収300万円 約17.1万円 約15万円
年収400万円 約22.9万円 約20万円
年収500万円 約28.9万円 約25万円

『マイナビ』

これで職場選びの際に比較しやすくなりましたね。

すると、基本給とボーナスの割合はどっちを優先したらいいんだろうって疑問が出てきませんか?

基本給は低いけど、ボーナスが多いところ。

反対に基本給は高いけど、ボーナスが低いところ。

悩みますよね。

オススメはボーナスよりも、基本給を優先することです。

言い換えると、同程度の月給であれば「ボーナスが低いけど基本給は高いところ」を選ぶべきでしょう。

基本給よりもボーナスが多いメリットってあまりありません。

貰った時に嬉しいだけなんです。

確かに嬉しいですよ。

でもね、ボーナスがあるとボーナスありきで買い物プランを立てがちになってしまいます。

ちょっと高価な家電を買う時に、ボーナスが入るからカードで先に買っておこう。

月々の負担を減らすために、ボーナス払いを多めにしてローンを組もう。

これ本当に危険です。

今回のコロナ禍で、実際に身を持ってその危険性を感じた人もいるかも知れませんね。

ボーナスは会社の業績に左右されちゃうんですよね。

もっと言えば、まとまったお金が貰えるから、ついつい無駄使いに繋がってしまうっていうこともあるでしょう。

ボーナス、嬉しいけど計画的に使いましょう!

じゃあ、基本給が多いことのメリットって何でしょうか。

基本給が高いってことは、月給が高いってことですよね。

実は月給が高いと、それを基に計算される時間外労働などの割増賃金の増加額も大きくなるんです!

「そうだったんだぁ」って感じですよね。

それに給料から差し引かれる社会保険料の中の、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料は月給が高い程、得する場合があります。

だから、同程度の月給であれば「ボーナスが低いけど基本給は高いところ」を選びましょう!

まぁボーナスを貰った時の、あの何に使おうかっていう幸せな時間が少なくなりますけどね。

役職者になる

ポイント

  • 「戦わずして勝つ」

役職者になれって言われても、「そんな簡単になれねぇわ」って言われそうですね。

確かに、ある程度のハードルはありますが、株式や不動産の投資をしろっていうことよりも、現実的な話だと思います。

ちょっとここで、私の話をさせてもらいますね。

私は理学療法士として、本当に心の底からポンコツだと思います。

真面目な人からしたら、「お前なんて理学療法士やめてしまえ!」って怒鳴られると思います。

なんせ勉強しませんw

でも不思議なことに、私は以前働いていた職場では役職者を経験しています。

「はぁ?」って感じですよね。

実際に訪問リハビリ部門で主任を任されて、最終的にはリハビリテーション課の課長になりました。

虚偽ではありません。

まぁ大した話ではないんですよ。

自慢してる訳でもありません。

どれだけ私がポンコツかはまた別の機会に話すとします。

で、なんでそんなポンコツが課長にまでなれたか知りたいですよね。

それは「戦わずして勝った」からです。

私も狙った訳ではなかったんですが、課長になるべくしてなったんです。

どういうことかと言うと、昇進ハードルの低い職場で働いていたんです。

私の場合はたまたまだったんですが、条件を満たせば誰でも役職者になれるってことです。

役職者になれば手当てが付きます!

給料が上がるんです。

「戦わずして勝つ」これって実はかなり大事なことだったみたいです。

歴史やビジネスに興味がある人は知っているかもしれませんが、「孫子」っていう大昔の中国の武将が書いた書物があります。

なんとその中に、最善の策は戦わないことで戦って勝つのは得策じゃないよって、「戦わずして勝つ」ことの大切さが書かれているんです。

じゃあ給料が増えて欲しいあなたは、今昇進できる可能性はありますか?

今の職場を続けていれば、5年後には役職を与えられていますか?

そうじゃないなら、昇進ハードルが低い職場に行くことも考えた方が良いです。

昇進ハードルが低い条件をまとめておきます。

昇進ハードルが低い条件

  • リハビリスタッフが少人数
  • リハビリスタッフの年齢層がめっちゃ低い、めっちゃ高い
  • 強いライバルが少ない地方エリア

リハビリスタッフが少人数

まず、リハビリスタッフは少ない方が良いです。

これは単純ですね。

100人いる職場よりも、10人の職場の方が昇進できる可能性は高くなります。

リハビリスタッフの年齢層がめっちゃ低い、めっちゃ高い

昇進するにはライバルたちよりも、経験年数が高い方が有利です。

だから、あなたの同年代あるいは、同年代よりも下の世代ばっかりの方が昇進確率が上がります。

反対に、今の役職者や次期候補となる人たちが定年前とかだと、世代交代が必要となって昇進チャンスが回ってくるかもしれません。

周りが働き盛りとされる30代・40代ばかりだとあなたに昇進のチャンスが回ってくる時には、次の世代の波に飲み込まれてしまうかもしれません。

ライバルが少ない地方

基本的にライバルたちは都会を目指します。

特に若いうちは、都会でカッコ良く生きる理想を抱きます。

その気持ちわかります。

多くの人が都会を目指すので、割合として役職者になるような強敵たちも都会へ行きます。

だから、地方にチャンスが生まれます。

勘違いしないでくださいね。

地方を侮辱している訳ではありませんよ。

ただ割合として、都会よりも地方の方が競争力は落ちます。

理学療法士が現実的に給料を上げる方法の1つは、手当てをもらうことです。

あなたが今働いている職場では、この2、3年のうちに役職を任せれる可能性はありますか?

役職者になれる可能性が低いのであれば、役職者以上の結果を出したり、リーダーシップを発揮したり、今の役職者よりも努力してください。

それはそれは大変なことでしょう。

しかも経験値というのは、年齢が離れていてはなかなか埋めることが難しいと思います。

じゃあ白旗振って降参しますか?

そんなことをしなくても、簡単な方法があります。

それは職場を変えることです。

まぁ勇気はいるかもしれませんが、理学療法士が数少ない給料を上げる方法は手当てをつけること。

主任とか、課長とか、なんでも良いです。

とりあえず、役職者手当てをもらえるようになるべきです。

ポンコツの私でも役職者手当てをもらっていました。

だから、同僚よりも多くの給料をもらっていました。

1年だけなら大したことじゃないとしても、これから何年も手当てがあるのと、ないのとでは大きな差が生まれてきます。

私は田舎の少人数の整形外科医院で働いていました。

そこでは、外来患者さんのリハビリ、入院患者さんのリハビリ、訪問リハビリ、通所リハビリに別れて働いていました。

私は訪問リハビリ部門でした。

訪問リハビリ部門は私と後輩の2人。

はい、先輩の私が訪問リハビリ部門の主任です。

手当て毎度あり~。

嘘のような本当の話です。

たったこれだけで、給料アップ!

その後、リハビリ課の課長である先輩が退職されました。

後任は私。

はい、手当て上乗せ~!

こうして私は大した努力をすることもなく、同僚よりも高い給料を手にしていたのでした。

めでたし、めでたし。

どうですか、あなたにもできそうじゃないですか?

給料を上げるには、見栄を張らずに「戦わずして勝つ」っていう方法があるんですよ!

節約する

ポイント

  • タイムイズマネー

理学療法士として働く中で、貰える給料を最大限にしていくのは大切です。

結構、理学療法士ってお金に対して疎いというか、なんか良くないことのように捉える人が多いように思います

私はこの考えは良くないと思います。

ボランティアでやってるんじゃないんですから。

理学療法士って言えば、リハビリに関してプロなんでしょ?

プロだったら、より多くお金を貰えるように考えるは当たり前でしょ。

もちろん、お金が全てではないですけど。

話がちょっと逸れましたね。

お金を多く貰うことと同じ効果を発揮できること、それは節約することです。

収入を5万円増やすことと、支出を5万円減らすことは同じです。

別に小遣いを減らすとか、電気を小まめに消すとか、スーパーの特売日を狙って買い物するとか言いたいのではありません。

無駄遣いしない、と言えば簡単ですが、ここではそういうことを伝えたいのではありません。

ある意味これまでと全く同じような生活をしていて、節約できる方法があります。

それは、家の近くの職場で働くということです。

まぁ職場の近くに住むでも一緒ですね。

何が言いたいかというと、無駄な時間を極力減らしましょうということです。

あなたは通勤で片道30分とか、1時間とか、かかっていませんか?

はっきり言って、移動時間は無駄です。

どう無駄かっていうと、移動時間は何も生みません。

そうです、お金にならないのです。

電車で通勤してる人は、通勤中何していますか?

たいがい寝てるか、スマホゲームか、SNSのチェックしてるか、YouTube見てるかじゃないですか?

あれ、ズキッと胸に何かが刺さる音が聞こえてきましたよ。

図星ですねw

本当に無駄な時間です。

そんな無駄な時間を減らした方がいいことは薄々気づいていても、なんで減らした方が良いかはっきりわからないですよ。

お教えしましょう。

時間はお金なのです。

そうです、タイムイズマネーなんです。

もっと具体的にお話しますね。

例えば、片道1時間かかっているあなた。

単純に往復2時間ですよね。

ちょっと極端な話かもしれませんが、片道15分のところに職場を移したとしましょう。

するとどうでしょう。

今までよりも1時間半も早く帰宅できますね。

帰宅直後はちょっとホッとする時間に30分使ったとしても、まだ1時間あります。

さぁ何に使いましょう。

オススメはお金に繋がることに使うことです。

あなたの大事な大事な1時間をもっと有効に使いましょう。

副業する

ポイント

  • 理学療法士も収入源を増やそう

最近は大変な時代になったもので、大企業でさえ終身雇用を放棄しました。

私たちは、「もうお前らの面倒なんてみてられねぇよ」って突きつけられてしまいました。

そんな世の中だから、副業を解禁する会社も増えてきましたね。

副業を簡単に始められるツールも、昔と比べてたくさん出てきています。

でも、私たちのいる医療業界っていうのは、古い考えや習慣が溢れかえっています。

未だに「◯◯先生御侍史」とかってやり取りしています。

もう医療業界以外では、死語レベルの言葉を平気で使っています。

こんな医療業界だからこそ、副業NGの職場もまだまだ残っています。

理学療法士は給料が低いので、副業もしていくべきだと思います。

ただ、副業NGの職場でバレずに副業をしていくべきとは言えません。

バレた時のリスクも十分に考えておいた方が良いと思います。

今のうちに副業もOKな職場へ移る選択肢もあって良いと思います。

副業というと、ちょっと身構える人もいるかもしれませんね。

まずは、深呼吸して肩の力を抜きましょう。

あっ、理学療法士ですもんね。

最大収縮後の最大弛緩を使ってもらっても構いませんよw

これからの時代は個人の力が問われると言われています。

理学療法士だって例外ではないはずです。

何も考えずに毎日真面目に働いていたら、給料がドンドン上がって、退職する時にはガッポリ退職金を貰えるぬる~い時代は終わりました。

そんな時代だからこそ、考えて行動しなければなりません。

逆に自分の人生を真剣に考えるきっかけになってよかったかもしれません。

あなたはどうでしょうか。

これからの人生について、考えたことはありますか?

今からでも遅くありません。

ちょっとスマホを置いて、考えてみてください。

このまま定年まで、今のままで本当に良いのでしょうか?

ほぼ100%の確率で給料が増えない職業、それが理学療法士という職業です。

これから理学療法士を続けるにしても、続けないにしても、他の収入源を作っておくべきだと思います。

今の時代、副業が当たり前なので、たくさん便利なツールがあります。

ブログやSNS、YouTubeだけで食べる人はたくさんいます。

やり始めたらわかります。

「時間がねぇ」

「時間って有限なんや、タイムイズマネーや」

それに気づいたら、働き方が変わると思いますよ。

あなた次第ですが。

理学療法士が給料が安い3つの理由

注意ポイント

  • 保険上の問題
  • 名称独占いう呪縛
  • 付加価値をつけづらい

理学療法士に給料が安いことには、やっぱり理由があるんですね。

それぞれ見ていきましょう。

保険上の問題

ポイント

  • 理学療法士は稼げる金額に上限がある仕事

まず、保険上の問題があります。

まぁ皆さんご存知でしょうが、医療機関では1日24単位、週108単位までという上限がありますよね。

私たち理学療法士が稼げる金額には限界あるんです。

不当な請求とか、残業問題とか、いろいろ愚痴りたい気持ちもわかります。

でもここでは、それは置いといて、理学療法士は稼ぎに天井があるんです。

悲しいけど、これが理学療法士の現実です。

ちょっと難しい話になりますが、雇う側はあなたの年収の1.3~1.5倍の経費がかかっていると言われています。

雇う側は健康保険料、厚生年金保険料を折半で払っています。

それ以外にも厚生福利(制服貸与など)や退職給与の引当金もあります。

人を雇うって思っている以上にお金がかかるんですね。

単純に稼ぎが少ない奴に、高い給料は払えないってことです。

付加価値をつけにくい

ポイント

  • 理学療法士は金銭的な付加価値を得られない

さっきの保険上の問題に関わる話なんですが、理学療法士の仕事って金銭的なところで付加価値をつけにくいんです。

私たちの業界では、ぶっちゃけ理学療法士って資格さえあれば、誰がやっても稼げるお金は一緒なんです。

良い意味でも悪い意味でもこれに尽きます。

例えば、昨日から新社会人として働き出したPTのピチピチギャルのA子ちゃんと、業界では知らない人はいない経験年数25年の現役No. 1セラピストB男さんがいたとします。

まぁギャルである必要はありませんがw

ここで重要なのが、A子ちゃんとB男さんのどちらがリハビリをしたって、請求できる金額は1円も変わらないんです。

B男さんのリハビリを受けた患者さんからしたらラッキーかもしれませんが、B男さんを雇っている病院からしたら旨みのない話です。

美容業界と比べたら、これが理学療法士からしたら美味しくない話なのか、わかりやすいかもしれませんね。

皆さんは美容室のカットモデルをされたことはありますか?

私はたまたま美容師のトモダチが多くいたので、何度かカットモデルをしたことがあります。

この顔でモデルって呼ばれましたw

そんなことより、カットモデルって言うのは、まぁ見習い美容師の練習台ですね。

いつもマネキンで練習してるけど、やっぱり実際の人の髪を切る練習もしなければいけませんよね。

そんな時にカットモデルを募集して、格安で髪を切らせてもらうって感じです。

見習い美容師と言っても、資格を持ってて、毎日毎日マネキン相手に夜遅くまで練習をして、最低限の技術は補償されています。

安く髪を切ってもらえるから、カットモデルを自ら望んで受ける人も意外と多いんですよ。

余談もありましたが、気がつきましたか?

そうなんです。

理学療法士と違って、経験が浅い美容師は請求できる金額が低いんですよ。

言い換えれば、経験を積めば金銭的に付加価値を得られるっていうことです。

もっと言えば、場所にもよりますが美容師には指名料が発生します。

お客さんから指名されるほどの美容師になれば、指名料を取れます。

お客さん「〇〇さんに切ってもらいたいです」

店員「〇〇でしたら、指名料として+1,000円かかりますが」

お客さん「それでも良いです」

こんなことが成り立ちます。

さっきのA子ちゃんとB男さんの例の通り、理学療法士には指名料がとれません。

その他のオプション料金とかも、もらえません。

この金銭的に付加価値を得られないってことは、そのまま私たち理学療法士の給料という形に現れているんです。

名称独占という呪縛

ポイント

  • ぶっちゃけ理学療法士って名乗りさえしなければ、似たようなことができる

国家試験の時に勉強したけど、名称独占って覚えてますか?

理学療法士は名称独占にあたります。

理学療法士の資格を持っていない人は、理学療法士って名乗ってはいけませんよーってことです。

言い換えれば、理学療法士の資格を持っていなくても、理学療法士って名乗りさえしなければ、似たようなことができちゃうんです。

それが何って感じですよね。

何が言いたいかというと、世間的にはその程度の資格となっているってことです。

不快に感じた人は申し訳ありません。

でも患者さんからしたら理学療法士であろうが、柔道整復師であろうが、マッサージ師であろうがあまり関係ないんです。

希少価値がないってことは、その分稼げる単価が安くなってしまいます。

名称独占の仕事は業務独占の仕事に比べて、特別な価値があまりないんです。

業務独占っていうのは、その業務は資格を持った人しかできないっていうことです。

医師とか看護師とかが業務独占に当たります。

業務独占の仕事は希少価値が高いです。

ってことは、稼げる単価が高くなります。

悲しいですが、これも理学療法士の現実です。

もっと言えば、医療従事者の中で単位数を行為ではなく、時間で計算されるのはリハビリ職だけなんです。

例えば医師なら、切ったら◯点、縫ったら◯点というように、処置ごとに点数が支払われることになっています。

極論ですけど早く正確に切るスキルさえあれば、短時間に切りまくったらジャンジャン稼ぐこともできます。

それに対して、理学療法士は1単位20分と決まっていますよね。

どんなに早く正確に可動域を拡大できるスキルがあっても、20分で稼げる金額は同じです。

稼げない奴の給料は安いんです。

理学療法士の給料事情

理学療法士は給料が低いっていうのは、果たして本当なんでしょうか?

同じ理学療法士の中で、自分の給料はどうなのかってのも気になりますよね。

理学療法士としての、給料面での自分の立ち位置はどこなのでしょう。

平均給料との比較

  日本の平均年収 PT・OTの平均年収
  全体 男性 女性 全体 男性 女性
H28 487万円 540万円 373万円 407万円 419万円 393万円
H29 494万円 548万円 377万円 405万円 412万円 397万円
H30 504万円 560万円 386万円 408万円 417万円 399万円

国税庁|平成30年分民間給与実態統計調査結果

厚生労働省|賃金構造基本統計調査

この表の数値は正規雇用での比較となってます。

これを見てどんな印象を持ちましたか?

う~ん、PT・OTは厳しいなぁ~って感じですよね。

「全体」と「男性」の平均年収で、理学療法士は低くなっているのが分かりますね。

悲しいですが、これが現実です。

清く受け止めましょう。

でも「女性」では理学療法士の方が、「日本」の平均よりも稼げているって結果となっています。

手に職があると強いってのが、実現されていますね。

表からわかること

  • 「日本の平均年収」は男女間で差がある
  • 「理学療法士の平均年収」は男女間での差があまりない
  • 「日本平均の全体」より「理学療法士の全体」は平均年収が低い
  • 「日本平均の男性」より「理学療法士の男性」は平均年収が低い
  • 「日本平均の女性」より「理学療法士の女性」は平均年収が高い
  • 「日本の平均年収」は右肩あがりの傾向がある
  • 「理学療法士の平均年収」はほぼ横ばい傾向がある

つまり良い風に言うと、理学療法士って男女問わず稼ぐことができる職業ってことです。

結婚や出産、育児などを考えている女性の人は、復帰した時にもある程度しっかり稼げる職業とも言えます。

悪い風に言うと、日本の職業のなかでは年収が低く昇給も期待できない職業ってことです。

あまり収入には期待できないので、バンバン稼ぎたいって人にとっては向いていない職業ですね。

年齢別

年齢別の給料を表にまとめました。

でもちょっとその前に、こちらの表も見てください。

  平均年齢 平均勤続年数
  全体 男性 女性 全体 男性 女性
全職種 43.1歳 43.8歳 41.8歳 12.4年 13.8年 9.8年
PT・OT 33.3歳 33.3歳 33.2歳 6.2年 6.1年 6.3年

厚生労働省|賃金構造基本統計調査

日本の全職業の中で、理学療法士は年齢が若く、勤続年数も短いのが分かりますよね。

何が言いたいかというと、若いってことは年を重ねた人より単純に給料って低いもんやろって。

じゃあ理学療法士は、年齢や勤続年数を積み重ねると年収がアップしているのでしょうか?

次の表を見てください。

  日本の平均年収 PT・OTの平均年収
年齢 男性 女性 男性 女性
20〜24歳 338万円 306万円 320万円 322万円
25〜29歳 428万円 368万円 388万円 378万円
30〜34歳 499万円 387万円 423万円 387万円
35〜39歳 557万円 399万円 468万円 414万円
40〜44歳 606万円 419万円 489万円 453万円
45〜49歳 655万円 427万円 511万円 480万円
50〜54歳 709万円 430万円 582万円 490万円
55〜59歳 687万円 412万円 558万円 536万円
60〜64歳 467万円 335万円 445万円 407万円
65〜69歳 375万円 300万円 432万円 315万円
70歳〜 332万円 295万円 582万年

厚生労働省|賃金構造基本統計調査

表からわかること

  • 「日本全体」と「理学療法士」の平均年収はスタートはほぼ同額
  • 「日本全体」と「理学療法士」の平均年収ともにピークは50~54歳あたり
  • 「日本の男性」の方が、「理学療法士の男性」よりもピーク値が高い
  • 「日本の女性」よりも「理学療法士の女性」の方がピーク値が高い
  • 「日本」の平均収入は男女ともに60歳以降大きな下り坂
  • 「理学療法士」の平均年収はピーク以降、比較的緩やかな下り坂

あくまでも平均年収での比較ですが、やっぱり理学療法士の年収は日本の年収よりも伸びていませんね。

でも、男性は予想通りの結果でしたが、女性は日本の平均よりも理学療法士の平均年収が高いって意外じゃありませんでしたか?

年収だけで見ると、理学療法士は女性にとって良い職業なのかもしれません。

それぞれのピーク値を比べて見ましょう。

「日本」の平均年収のピークが男性で50歳~54歳での709万円、女性で50歳~54歳での430万円となっていました。

「理学療法士」はというと、男性で50歳~54歳での582万円、女性で55~59歳での536万円となっていました。

ってことは、ピーク時には男性理学療法士は日本の平均よりも127万円稼げず、女性理学療法士は日本の平均よりも106万円稼げるっていう結果になりました。

理学療法士って500万円オーバーも稼げるんやって思った人も多いはず。

「昇給500円しかないのに、どうやって500万円まで行くねん。」

そんな声が聞こえてきそうですね。

まぁ問題なのは平均値ってところですね。

平均って飛び抜けて年収が高かったり、低かったりする人の影響を受けやすいですよね。

だから、中央値ってのを見ておきましょう。

今回はさっきの年代別平均年収の表での中央値を参考にしてみましょう。

そうすると、「日本」の全職種の中央値は男性で499万円、女性で387万円となります。

同じく、「理学療法士」の中央値は男性で468万円、女性で411万円となります。

どうでしょう。

平均値よりも中央値の方が現実味があるように感じます。

もっと言うと、理学療法士の年齢分布は男女ともに39歳以下に約80%も偏っています。

そのため、もう少し中央値も低く考えられます。

う~ん、キツいですね。

ここまで理学療法士の年収は伸びないのか。

職場規模の給料

あなたは知ってましたか?

職場規模の違いでも給料に差があるんですよ!

まぁこの表を見てください。 

  理学療法士の年収
施設規模 平均年収 年間ボーナス
10〜99人 345.6万円 43.9万円
100〜999人 322.8万円 67.8万円
1000人〜 318万円 70万円

平成29年賃金構造基本統計調査

表からわかること

  • 施設規模が小さいほど平均年収が高い
  • 施設規模が小さいほどボーナスが少ない

何ということでしょう。

施設規模が小さいほど、年収が高いって結果には驚いた人もいるんじゃないでしょうか。

施設規模が10~99人のところに比べて、1000人以上のところはなんと27.6万円も年収が少ないんです。

それとは反対に、ボーナスは施設規模が1000人以上のところに比べて、10~99人のところは26.1万円少ないって結果になりました。

もう一つ注目してほしいのは、年収におけるボーナスの比率です。

施設規模が10~99人のところのボーナスの比率は約13%です。

それに対して、施設規模が1000人以上のところはボーナス比率は約22%です。

まぁ手当てとかもあるので、表のデータだけでは言い切れないですが、小規模施設の方が大規模施設に比べて基本給が高いことが考えられます。

職場の規模によって給料が違うって覚えておきましょう。

イマドキ理学療法士の必要なこと

ただでさえ給料が低いとされている理学療法士。

今後、この状況が改善されるのでしょうか?

答えはノーです。

逆にドンドン給料的に厳しい時代となっていくことでしょう。

歴史的に国が医療費を削減する時、いつもリハビリ分野が被害を被っている印象があります。

これは政治的な力が、まだまだ理学療法士協会にはないからです。

あなたは理学療法士協会の政治的な力が強まることを、ただ見守っておくだけですか?

それも選択肢の1つかもしれませんが、あなたの処遇が改善するまで何年かかるわかりません。

あなたが理学療法士をやっているうちに、改善しないかもしれません。

だから、今の状況で最大限にあなたを評価してもらっておくべきです。

考えうる最大の給料を、現実的にもらえるよう行動しておくべきだと思いませんか?

じゃあ、その行動をご紹介しておきます。

現実的な理学療法士の働き方

理学療法士が給料を上げるには、たくさん方法があります。

1番現実的なのは理学療法士として働く中で、最大限の給料を貰えて最大限の自分時間が確保できるところで働くことです。

給料をしっかり貰えるように、ちゃんと選ぶって働き方です。

理想の職場

  • ボーナスよりも基本給が高い
  • 大規模よりも中規模や小規模
  • 大人数体制よりも少人数体制
  • 都会よりも地方エリア
  • 残業が少ない
  • 通勤片道30分以内
  • 残業代がちゃんと支給される
  • 昇給の条件をちゃんと教えてくれる
  • 福利厚生が充実している

全部当てはまるのは、難しいかもしれません。

でもちゃんと選んで、出来るだけ当てはまるところで働きましょう。

理学療法士の就職先|今さら聞けない働く場所の特徴を総まとめ!

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ボーナスよりも基本給が高い

ポイント

  • 手取りが多くなる場合がある
  • 社会保険料がお得な場合がある
  • 時間外労働などの割増賃金が増える場合がある
  • 退職金が多くなる場合がある
  • ボーナスカット時の被害が少ない場合がある

月給が同程度の場合、ボーナスよりも基本給を優先して職場選びをしましょう。

ボーナスより基本給が高い方が、手取り額が多い場合がありますよ。

他には、基本給が高い方と社会保険料がお得になる場合もあります。

基本給が高いと社会保険料の支払いが増えますが、その分会社が支払ってくれる分も増えますからね。

反対に社会保険料の支払いが減ると、手取りは増えます。

でも社会保険料の支払いが減ると、その分給付も少なくなります。

傷病手当金、出産手当金、育児休業手当、失業手当、厚生年金などに影響があるので、どっちがいいかはあなた次第って感じですね。

それに基本給が高いと、時間外労働などの割増賃金が増える場合があります。

ちゃんと残業代とかを貰えるところに限りますが。

残業代の支給条件なども確認してくださいね。

残業代もそうですが、基本給が高いと退職金がちょっとでも増える場合があります。

退職金は一般的に以下の計算式で決まります。

『退職金=退職時の基本給×支給率(勤続年数により変動)×退職事由係数』

もちろん職場によって計算式は違いますが、基本給が影響することが多いでしょう。

まぁ退職金ってそもそも、もらえる保証はないんですけどね。

退職金を支払わないといけないって義務はありませんから。

あと、ボーナスは業績に影響を受けるっていうリスクがあります。

ボーナスって当たり前に貰える訳じゃないんです。

今回のコロナの影響で、ボーナスが多かれ少なかれカットされた人もいるんじゃないでしょうか。

カットされた人は、ボーナスは当たり前じゃないってことを身を持って実感されたことでしょう。

いろんな理由から、ボーナスより基本給が高い方が良いって訳ですね。

大規模よりも中規模や小規模

ポイント

  • 規模が小さい方が年収が高い傾向がある

病院や施設などの規模にも注目しましょう。

母体が大きい規模の方が、経営が安定していそうとか安心感がありますよね。

でも雇い主が大病院の場合、多くの人件費などを払わなければなりません。

一概には言えませんが、中規模や小規模の病院の方が比較的給料が高い場合もあります。

大人数体制よりも少人数体制

ポイント

  • 少人数の方が昇進しやすい

リハビリスタッフの規模にも注目しましょう。

単純に大人数よりも、少人数の方が主任や課長などに昇進する可能性が高まりますよね。

昇進すると役職手当が貰えますから、何とかして昇進を勝ち取りたいところです。

だからまずはライバルの数が少ない状況を選びましょう。

都会よりも地方エリア

ポイント

  • 地方の方がライバルが少ない

一般的に都会に人が集まります。

多くの人が集まるってことは、それだけ強いライバルも集まってきます。

地方がレベルが低いってことではありませんよ。

ただ都会よりも強いライバルの数は多いはずです。

「戦わずして勝つ」ことの大切さを知っておきましょう。

残業が少ない

ポイント

  • 自分の時間をもぎ取ろう

当たり前ですが、誰しも残業なんてしたくないですよね。

ただ未だに残業が当たり前って職場もあります。

確かに勉強になることもあるかも知れません。

でも、そんなボランティアは長く続きません。

自分の時間を大事にすべきです。

特に給料を上げたい理学療法士のあなたなら、仕事が終わってからある意味本番ですよ!

残業代がちゃんと支給される

ポイント

  • ボランティア精神はいらない

これも当たり前ですね。

そもそも残業代はちゃんと貰えるのか、貰えるならどの程度貰えるのかはしっかり確認しておきましょう。

折角頑張って働いた時間が無駄にならないように、働いた分はお金を貰いましょう。

通勤片道30分以内

ポイント

  • 無駄な時間は排除する

残業が少ないって理由と同じになりますが、通勤時間は無駄です。

電車の中でスマホゲームするくらいなら、さっさと帰って副業なりしましょう。

出来るだけ通勤時間はない方が良いです。

どうしても通勤時間が削れないなら、動画学習など工夫して自己投資に励みましょう。

昇給や昇進の条件をちゃんと教えてくれる

ポイント

  • 最短で昇給や昇進できるようにする

意外に知らない人は多いのではないでしょうか?

どうしたら昇給するのか、どの程度昇給するのかっていうのも確認しておきましょう。

同じように、どうすれば昇進するのかもとても大事です。

昇給や昇進の条件をあやふやなままにしていると、おそらく昇給や昇進の話はほとんど出てこない確率が高いです。

ただでさえ給料が少ない理学療法士って職業なので、途中でやってられなくなってしまうかもしれません。

福利厚生が充実している

ポイント

  • 貰えるものは貰う精神が大事

そもそも福利厚生とは何やねんって感じかも知れませんね。

福利厚生とは、会社が従業員に対して提供する給料以外の報酬やサービスのことを言います。

具体的には、健康保険や雇用保険などの法定福利厚生と交通費や住宅手当て、旅行などの法定外福利厚生っていうのがあります。

法定福利厚生は法律で義務付けられているので、まぁ当たり前のことなんです。

しっかり確認しておきたいのは、法定外福利厚生の方です。

住宅手当はあるのか、通勤手当はどれくらいあるのか、セミナーなどの研修費はあるのかなどです。

そもそもどういった手当てがあるのか、あるならどの程度補助してもらえるのかを確認しましょう。

その他の年収アップ方法

ポイント

  • うまい儲け話はありません

あまり現実的だとは思いませんが、こんな方法もあるよーっていう程度のものも紹介しておきますね。

まず資産運用ってヤツですね。

収入アップって言ったら、必ず出てくる話です。

まぁ株式投資や不動産投資、FX、NISAとかですね。

ぶっちゃけね、年収が低い理学療法士がやるもんじゃないです。

めっちゃ貯金があるなら、ドンドンやるべきでしょう。

あなたは貯金いくらあります?

結局ね、少額の株式買ったって全然儲けないですよ。

だから、お金待ちがお金を増やすためのものって思っておいた方がいいです。

不動産投資とかも同じです。

理学療法士にとっては現実的ではないです。

興味があったら調べてください。

調べて現実を知ることは、私は無駄じゃないと思います。

まぁこの中ならNISAは現実的かもしれませんね。

あと、お金を増やす方法とかを調べていると、いろんなことが出てきます。

本当に詐欺とかもあるんで気をつけてくださいね。

まとめ

今回の記事をまとめると、

まとめ

  • 理学療法士が給料を上げるために、基本給が高く、昇進する可能性があり、家から近く、副業OKな職場を選ぶ!
  • 理学療法士は保険の性質上や付加価値を付けれないこと、名称独占であることから、給料は低くなっている。
  • 理学療法士は他職種と比べても、給料は低く、昇給しにくい職業!
  • 理学療法士が資産運用で収入を増やすのは、現実的じゃないことがほとんど!

理学療法士は給料が低いってことが十分に理解して貰えたと思います。

だからって嘆いてばかりいても何にもなりません。

同僚に愚痴ばっかり言ってても嫌われるだけです。

しっかり給料が低いって事実を受け止めて、自分には何が必要かを考えて行動しましょう!

私も同じ理学療法士として、ドンドン行動していきます。

行動の先には、きっと明るい未来が待っています。

元プロ野球選手の王貞治さんってご存知ですか?

世界のホームラン王ですね。

王さんの有名な言葉があります。

「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力とは呼べない。」

やっぱり成功者の言葉には重みがあって、胸に響きますね。

一緒に頑張りましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-お金

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