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ママさん理学療法士に朗報!ブランクOK!! 仕事と子育ての両立が叶う就職先は?

妊娠出産を機に、理学療法士の職から一旦離れ、子育てに専念しているママさんセラピストのみなさん。

このまま専業主婦でいられたら本望…ですが、子育てにはお金がかかりますよね。

家で子どもとのんびり過ごしていると、社会から取り残された感じがしたり、漠然と「このままでいいのかなー。」なんて思いが芽生えたり。

でも、子持ち+ブランクがあると、再就職するのにいろいろな不安がつきまとうのも事実。

実は私も現在休職中で、求職中のママセラピストです。

1年前に13年間務めた病院を退職し、現在は自分も子どもたちも新しい環境に慣れてきたのでそろそろ重い腰を上げて…と再就職について考えているところです。

今回は理学療法士のブランク後の就職について、特にママからの目線でみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。

「理学療法士 ブランク可!!」求人の特徴は?

求人情報を見ていると、新卒を積極的に採用しようとしている病院・施設もあれば、逆に「ブランク可!!」と経験者を欲しがるところもあるんです。

私が知る限り、経験者を求めているところは、大きく分けて2つあります。

1つは、「訪問リハビリ」や「クリニック」、「デイケア・デイサービス」などの、スタッフ数が比較的少ない病院・施設です。

そしてもう1つは、「オープニングスタッフ募集」の病院や施設です。

どちらの場合も、まさに「新人教育がしづらい」、「即戦力がほしい」といった理由で経験者を求めているようです。

特に訪問リハでは、一人で利用者さんの自宅や施設に伺い、リハビリを行う必要があります。

急変時なども一人で対応しないといけない場合もあり、セラピストの経験値が高いことが求められるんですね。

ちなみに私も最近、再就職のお誘いがありましたが、まさに「即戦力が欲しい」ということでスタッフ数の少ない施設でした。

あとはハローワークなどで求職活動をしていると、「子育て応援求人」「子育て支援」などと銘打った求人も見かけます。

「公益社団法人 日本理学療法士協会」は今年で50周年らしいですが、発足当時は9割男性だった会員も、現在は約6:4と、女性の比率も年々高まっているようです。

さらに、看護師や介護士など、医療・福祉を取り巻く環境では女性スタッフの活躍が圧倒的ですので、働く女性の再就職のハードルが下がっているのは時代の流れでしょう。

ブランクのあるママさんセラピストには追い風ですね!!

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ブランクのあるママさんセラピストにオススメな職場は?

再就職するママたちの気持ちを考えると、

「仕事と家事育児が両立できるか…」
「ずっと家にいたから体力が心配…」
「業務内容を思い出せるか…」
「人間関係を一から作っていくのが不安…」

いろいろな不安があると思います。

まぁ、産休・育休を2回経験している身としては、業務内容なんかは全然大丈夫です!!

解剖学や生理学、リハビリのスタンダードが数年~数十年でガラッと変わることはありません。

逆に、医療法や介護保険法の改定(診療報酬や運用の見直し)は2~5年毎にありますので、再就職したときに変化していて当然なので、改めて覚えればOKです。

やはり、気になるのは仕事と家事・育児の両立や体力面、人間関係ですね。

再就職するママさんセラピストにオススメな職場の条件を、以下に挙げてみました。

シフト制でなく休日が固定。できれば土日休み!

幼稚園や小学校は基本土日休みですし、保育園は日曜休みですから、子どもと同じ土日休みがベストですよね。

子どもが休みの日に自分が勤務だと、まず子どもの預け先を考えるのに一苦労ですし、収入を得られたとしても、子どもと過ごす時間があまりに減ってしまうのは悲しいです。

それに、子どもの学校行事やイベントってだいたい土日にありますよね。

シフト制の職場だと平日は休みやすいですが、土日に必ず休めるとは限りません。

子どもの行事や習い事なんかを優先したい場合は、シフト制より土日休みで、休日が固定されているような職場が無難です。

共働きの場合も、どちらかが土日休みと決まっていれば、家族で参加する行事も予定を立てやすいですね。

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比較的、スタッフ数が多い

子どもって急に熱を出したり、ケガをしたり…ママとしては突発的な休みに対応してもらえるかが一番気になるところだと思います。

その点では、比較的、スタッフ数の多いところであれば、対応してもらいやすいです。

私が以前勤めていた慢性期病院は、ほとんど土日休みな上、PT・OT・STで50名以上勤務していて、子育て中のママにはかなり働きやすい職場でした。

慢性期だと、毎日リハビリを実施しないといけない患者さんばかりではなく、週に2~3回実施すればOKという方もいらっしゃるので、他の日に変更してもらったり、併用のOT・STに代わりに実施してもらったり、融通をきかせてもらいやすかったですね。

PTの平均年齢は33.5歳とまさに子育て世代!

お互いにサポートし合いながら業務に当たれる環境が理想的ですよね。

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まずはパートタイムから

パートタイムであれば、体力面や子育てとの両立の不安も少ないですね!

デイサービスやデイケアなどの通所系サービスは、セラピストが送迎を任される場合もあるので、短時間勤務が難しい場合もあります。

比較的単価も高い訪問リハは、パートタイムで働くのにオススメです!

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パートタイムで働き始める場合は、今までの正社員登用の実績やフルタイムの勤務時間のチェックも忘れずに!!

仕事に慣れたらフルタイム勤務できるか、子どもの手が離れてからも長く働ける職場かどうか見極めるポイントになります。

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ツテを頼ってみる

例えば、子どもの急な体調不良の場合、必ず自分が休まないといけないのなら、事前に突発的な休みをとることが可能かどうか確認しておく必要があるでしょう。

ママさんセラピストの場合、当然のごとく、仕事より子どもや家族を優先しなければならない場合がありますから、絶対に譲れない条件がありますからね。

とにかく、こちらの意見・条件を汲んでもらう、雇用する側と意見交換しやすいことが重要となります。

そういう意味でオススメなのは、ツテを頼ってみること。

たまたま最近、私や私のママ友がブランクを経て就職が決まったのは、知り合いからお誘いがかかった場合でした。

就職前にしっかりこちらの意見・条件を言えていれば、ブランクのあるママさんたちでも一歩を踏み出しやすいんですね!

はじめから過度な期待をされていないのでww、気が楽なんです。

とりあえず、就職先を探していることを周りにアピールしてみたら、意外なところからお声がかかるかも?

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以前の勤め先に再チャレンジ!!

ツテを頼るのと同じ理由で、以前勤めていた職場に再チャレンジもアリです!

人間関係や業務の面で再就職後の生活が想像でき、雇用する側との意見交換もしやすいのではないでしょうか。

実は私も、フルタイム勤務できるようになったら、以前勤めていた職場に打診できたらと密かに考えています。

休日日数や給与面も大切ですが、気楽に働きはじめられることもブランクありのママさんセラピストには重要なポイントだと思います。

ただし、あなたの退職前の仕事ぶりによっては再就職が難しい場合もありますww

まとめ

この記事をまとめると、

まとめ

  • 「新人教育がしづらい」、「即戦力がほしい」などの理由で、新卒より経験者を求める職場もある。
  • 保育園や学校と同じ土日休みならば、子どもと過ごす時間も確保できて、イベントや習い事にも対応可!
  • スタッフ数が多い職場なら、突発的な休みにも対応してもらいやすい。子育て世代が多い職場で互いにサポートし合うのが理想的!
  • 仕事と子育ての両立や体力が心配な場合、まずはパートタイムから!正社員登用の実績やフルタイムの勤務時間のチェックも忘れずに。
  • 絶対に譲れない意見・条件がある場合は、雇用する側へしっかり伝える。意見・条件を伝えやすいという点で、ツテや以前の勤め先を頼るのもアリ!!

仕事はお金を稼ぐ手段というだけではなく、社会とのつながりや生き甲斐という面も大きいですよね。

この記事を参考にしていただき、入念なリサーチと少しの勇気で、子育て中のママさんたちが、またセラピストとして活躍できますよう応援しています。

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