人間関係

理学療法士でも子育てに専念したい!年少まで家で見ると最高な理由3つ!

結婚して子供を授かった…そのあとは妊娠の安定期まで仕事をして、産休と育休を取る。

そして、子供が一歳になったころに保育園に預けて仕事復帰、というのが最近の一般的な流れですよね。

託児所を併設している病院や老健もたくさんあるので、医療職で働いていると仕事復帰までの期間は割と早い方が多いのではないでしょうか。

理学療法士も例外ではないと思います。

少し前のデータですが、総務省による平成24年度就業構造基本調査によると、25歳から49歳の育児中で働いていない女性の6割が仕事をしたいと答えています。

また、平成26年度厚生労働省委託調査の「出産・育児等を機に離職した女性の再就職等に係る調査研究事業」によると、出産や育児を理由に仕事を辞めた方で、辞めた当時の約9割の方が時期に差はあるもののまた働きたいと答えています。

復職のタイミングには本当に迷いますよね。

早く復帰したい方がいる一方で、3歳ごろまでじっくり子育てしてみたい方や、様々な事情で産後1年で仕事復帰できない方もいると思います。

実際に私も、産後すぐに仕事復帰をしないで二人の子供を3歳まで家で育てました。

この記事では私が経験した、子供が年少になるまで復職しなかったことの良かった点と悪かった点についてまとめてみました!

ママ理学療法士で、仕事の復帰をどのタイミングでするのか迷っているのなら、この記事を参考にしてベストな時期を見つけましょう!

3歳ごろまで子育てに専念するといい理由

私も妊娠するまでは、産後はなるべく早く復帰するつもりでした。

でもなかなか子供が授からず、仕事を辞めてから子供を授かることができました。

仕事を完全に辞めてしまうと、産後1年ほどで職場復帰するにも、復帰する職場を探すことから始めなければなりません。

幸い、経済的にも何とかなる状態でしたので、そのまま子供を年少まで家で見ることにしたのです。

その2年後にもう一人子供を授かり、子供二人を年少まで家で育てました。

振り返ると、3歳まで家で育てて本当に良かったなぁと感じています!

小さな子供と朝から晩までずっと一緒にいる、しかもほぼ毎日のことですから、体力もいるしストレスもたまります。

でも楽しいことや感動することもたくさんあって、私にとってはかけがえのない時間となりました。

最近は産後1年ほどで仕事復帰するケースが多くなってきたと思うので、あえて「子育てに専念するのもいいよ」とお伝えしたいと思います。

3歳ごろまでじっくり家で子供を育ててみると、大きく3つのメリットを感じました!

3つのメリット

  • 小さいころに起こる子供の変化をじっくり経験できる
  • 職場以外でママ友ができる
  • 入園するときの苦労が半減

子育てに専念することのメリットをひとつずつ説明していきたいと思います。

小さいころに起こる子供の変化をじっくり経験できる

小さいころに起こる子供の変化として、トイレに行く余裕もない後追い、猛烈なイヤイヤ期、お昼寝が2回から1回に減らす時の苦労、トイレトレーニングなどいろいろありますが、とりあえず一度は真正面から向き合い、子供と一緒に試行錯誤することになります。

また、毎日子供に何を食べさせるか考え、毎日どこで遊ぼうか誰と遊ばせようか考え、近所の公園と子育て支援センターに行きまくる日々が続きます。

ずっと一緒にいるとさすがに、自分の子供が何をするのが好きで何が苦手か分かってくるので、子供の扱い方がいやでも上手になってきます。

子供がぐずぐず言ってもいきなりお菓子でつることなくうまく促せるようになったり、お菓子やおもちゃを使ったりするさじ加減も上手になります。

また、自分が子供の相手をしているときに、どんなことなら許せてどんなことなら許せないのかがはっきりします。

私は、毎日公園や支援センターで遊ばせるのは苦になりませんが、ママ付き合いみたいなコミュニケーションが苦手な方は家で遊ばせる方が楽かもしれません。

食事に関しては、私は自分が一生懸命準備した食事を子供が遊び食べをしたり残したりするのが嫌でたまりません。

ですから「お母さんはご飯に関しては厳しいです」と伝えてあり、子供達もそこは分かっているみたいです。

じっくり子供と向き合っていると、お互いにうまく生活していける方法を一緒に探している感じがします。

子育ての苦労なんてつらいことばかりですが、私は経験として一度はやっておいてよかったな、話のネタになるな、なんて思っています。

職場以外でママ友ができる

職場以外のママ友ができるというのは、私にとってはとても重要な経験となりました。

今の友達に理学療法士は一人もいませんが、その代わりに様々な仕事をされてきた方と知り合えて、医療現場以外の話を聞き、自分の今後の人生が豊かになった気がします。

当たり前ですが、世の中には医療職以外の人達がたくさんいて、みんなが持っている価値観も技術も全然違うので、話を聞くととても新鮮です。

そして、子育て中に仲良くなったママ友が保育園でのママ友にもつながり、保育園で離れた友達も小学校でまた一緒になる予定で、小学校のつながりにもなっていきました。

私は不器用なので仕事に集中していたら、地域のママ友とのつながりなんて気にすることができなかったと思います。

子育てに専念した数年は、私と子供が深くつながっただけではなく、子供が私を地域とつないでくれた数年となったのです。

だから、古風な考え方かもしれませんが、状況が許すなら数年子育てに専念するというのはとてもすてきなことだと本当にお伝えしたいのです!

専業主婦になってみると、意外と同じような状況のママ友が周りにたくさんいて、楽しく育児ができると思います。

入園するときの苦労が半減

入園直前ともなると私は早く一人の時間が欲しかったし、子供も他の子と遊ぶことが楽しくなっていたので、お互い「入園待ってました!」という感じでした!

年少で入園しても、入園したてのころには泣いてしまう子供もたくさんいますが、さすがに3歳まで十分すぎるほど一緒にいたので、親も子もスムーズに園に慣れていけると思います。

そして、3歳ごろまで大きくなると、入園先の園の規模に寄りますが、「保育園の洗礼」のような頻繁な体調不良になるのは少ないのではないでしょうか。

子供二人を年少で入園するまで家で見てみて、私はよかったなと思っています。

3歳ごろまで子育てに専念することのデメリットもある

でも3歳ごろまで家で子育てに専念すると、正直なところデメリットも大きく3つ感じました。

3つのデメリット

  • 収入が途絶える、あるいは減る
  • 理学療法士としてのキャリアが止まる、戻る職場がなくなる
  • 24時間、365日子供と一緒にいることのストレスがかなり大きい

デメリットについても、ひとつずつ説明したいと思います。

収入が途絶える、あるいは減る

子育てに専念するなら、当然その期間は仕事ができず、自分の収入がなくなるか、かなり減ります。

ご主人の給料だけで生活が成り立つのかはきちんと相談しなくてはなりません。

また仕事を辞めるのか、産休として子育てに時間をかけられるのかでも収入のあるなしが変わってくるので、職場の制度を確認することをお勧めします。

ただ、子供が小さいうちはおむつや粉ミルクなどの出費はありますが、食費などはそこまで劇的に増えませんし、3歳未満はテーマパークなどの料金が無料のところが多いです。

本当にお金がかかってくるのは入園後や習い事を始めたりするときではないでしょうか。

そこまで贅沢をしないようにして、入園まで生活が成り立つのであれば、お金の問題は何とかクリアできるのではないかと思います。

理学療法士としてのキャリアが止まる、戻る職場がなくなる

子育てに時間をかけると理学療法士としてのキャリアは数年ストップしてしまうし、技術や知識も薄れて、現場に復帰するときに苦労するかもしれません。

でも、復帰する職場が決まれば必要な技術や知識がある程度決まってくるので、教科書やYouTubeで復習するなどの準備ができます。

最近はリハビリもオンライン講習が多いので、時間をうまく使えば育休中にステップアップできるかもしれませんね!

復職や転職をするのはいつでも、職場を探すことが本当に大変ですが、理学療法士の資格を持っているのは本当に強いなぁと思っています。

求人サイトをよく見ていますが、理学療法士はまだまだ条件でも給料でも恵まれていると感じます。

いつでも復職できる理学療法士のママなら、子育てに立ち止まっても必ずまた働けるはずです!

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24時間、365日子供と一緒にいることのストレスがかなり大きい

子育てのストレスについては、とても重要な問題だと思っています。

いろいろなママ友と話していると、子供と四六時中向き合うことは個人の性格として合う合わないがあると感じました。

子供とずっと一緒にいてストレスで辛くなってしまうタイプの人は、逆を言えば子育てと仕事をうまく両立できる人だと思うので、子供を預けてバリバリ働く方がいいと思います。

バリバリ働くワーママさんもすてきですよね。

もちろん子育てをじっくりしたい派の方も、ストレスが爆発しそうな時期は絶対にあります。

ストレスで自分も子供も限界の時は、自治体の一時預かり事業や一時保育事業を利用して、適度にリフレッシュしながら子育てを楽しむといいと思います。

どういう選択をしても、意外と何とかなるものなので、ご家族と相談しながら子育てに専念するという選択もあってもいいと思います。

まとめ

この記事をまとめると、

まとめ

  • 主なメリットは、小さいころに起こる子供の変化をじっくり経験できる、職場以外でママ友ができる、入園後の苦労が半減の3つ!
  • 主なデメリットは、収入がなくなる、理学療法士として働く職場やキャリアがなくなる、子供と一緒に過ごすことのストレスが大きいの3つ!

病院や施設で理学療法士として働いていると、看護師さんや介護士さんなども含めて圧倒的に女性が多いのではないでしょうか。

最近は多くの女性が産後1年ほどで仕事に復帰するので、子供が3歳くらいになるまでじっくり子育てに専念する人が身近にいないかもしれません。

私も実際に専業主婦として子供二人を家で見ているときに、何度も「子供を預けて働いた方がいいのかな」と悩みました。

でも、今となっては子供と毎日遊びまわったことも、ママ友と毎日子供の話をしたことも、とてもいい経験です。

そして子育てが一息ついたころには自分の世界や視野が少し広がっていて、改めて仕事復帰するときにとても役に立つと思います。

理学療法士という資格を持っていたら、自信をもって職場復帰できるはずです!

子供を授かったら、理学療法士として働いていても産後すぐに復帰するだけではなく、しばらく育児に専念するという選択肢もあるので、育児について自由に考えていただければと思います!

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