働く場所

経験者談|理学療法士として行政で働くのは「地域作り」が魅力!

理学療法士の働く場所って限られているとはいえ、意外に多いのが事実。

なんとなく「こんなところがあるよなぁ」っていうのがあっても、実際に働いてみないとわからないことが多いですよね。

例えば、「回復期」での経験はあるけど「訪問リハビリ」での経験がない。

だから、「訪問リハビリって、だいたいこんな感じかなぁ」しかわかりません!みたいな。

働く場所を決める時にもっと情報があれば良くないですか?

事前にいろいろ知れるのなら、知りたいですよね!

そんな知りたいって願いを叶えるため、経験者の方にお願いして、教えてもらいました!

今回は20代の男性理学療法士の方に、「行政で働くメリット(魅力)、デメリット(大変さ)」を聞いてきました!

行政で働くメリット(魅力)、デメリット(大変さ)

私は理学療法士として行政で勤務してもうすぐ1年となります。理学療法士として行政で勤務する一番のやりがいは何といっても、地域住民の活動に関わり、一緒に地域づくりが出来ることです!

「理学療法士として行政で勤務する。」といってもイメージが掴みづらいと思うので、最初に私自身の仕事の内容を簡単に紹介していきたいと思います。

私が勤務している市町村では、住民が主体で行う「介護予防事業」を推進しています。

事業の内容は、住民が介護予防のための体操を習い、体操を教える「体操指導士」となり、自身が住んでいる地域住民へ体操を指導するものです。

「地域住民が中心となり体操を地域全体に広め、体操を通じて地域住民が健康に過ごせる期間を少しでも延ばすこと」を目標としているとても素敵な事業です。

私の主な役割は地域住民が「体操指導士」になるために必要な講習会で「講師」として、必要な知識や体操指導方法を伝えることです。

講習会では、受講者に対して、理学療法士・作業療法士が専門学校で学ぶような専門的な知識(肩関節の屈曲・伸展というような関節の運動、上腕二頭筋、三頭筋といった筋肉の名称や大まかな働きなど)を学んでもらいます。

さらに、専門的な知識だけでなく、80種類を超える体操の実施方法や注意点に関しても学んでもらいます。

例えば、「ブリッジ」の体操を指導する時は、「大腿部とお腹が一直線になるようにすること、お尻をあげる時は腰を反りすぎないようにすること」というように具体的な方法と注意点を覚えてもらっています。

講習会では受講者からの生の意見を貰うことも多くあり、「講義や体操の教え方が分かりやすかった。」と肯定的な意見をもらい、ガッツポーズしたくなることもあれば、「教え方が分かりづらかった。」と否定的な意見をもらい、2~3日間、気分が晴れないこともあります。

講習会では講義を行いつつ、地域住民の反応も常に気にかける必要があり、心身ともに疲労しへとへとになります。

ですが、講習会で関わった方と久しぶりに出会った時に「地域で体操を指導することが楽しい。」といった、はつらつとした声を聞くと「この仕事をしていて良かった。」と心から嬉しくなります!

地域で活躍する人材の育成に関わり、地域住民と一緒に地域づくりを行うことは大きな責任を伴いますがとても楽しいです!

ですが、病院と異なり地域住民全員が自分の担当となるため「1対多」ならではの大変さが存在します。

私の場合、専門知識や体操の目的など、様々なことを地域住民に教えていくのですが、「1対多」の舞台で大変だと感じたことは大きく2つありました。

まず、一つ目は大勢の人を相手にした時の自分の目線です。

受講生全員にきちんと内容を伝えるため、講義中はついつい原稿を読みながら必死で内容を伝えていましたが、慣れない私の姿を見た先輩からは「原稿ばかり見ていたら、聞いている方は気持ちの良いものじゃないよ」と言われてしまいました。

この先輩のアドバイスで受講者の目を見る必要性を改めて感じ、人数が増えれば増えるほど、受講者全員に目を向けながら物事を伝えるのは難しいことなんだなと目の当たりにしました。

二つ目は講義中の自身の立ち位置です。

講義によっては人体図が記載されたポスターを舞台上に張り出して行うのですが、講義中、受講生から「先生の体でポスターが見えづらいです。」と意見をもらうことがありました。

受講生からの意見で、受講生からみて、舞台上の自分はどのように見えているかを意識することが重要であると学び、舞台上での立ち位置を強く意識するようになりました。

行政で勤務する理学療法士は、私のように「講師」としての役割だけでなく、地域高齢者に対して、転倒予防やフレイルについて講演会でお話しをする役割も担うこともあります。

そのため、「大勢の人に物事を正しく伝える」必要があり、そこが最も大変なことだと思います。

行政での理学療法士としてのお仕事は、地域住民と一緒に健康でいられる期間を長くするためには、どうしたら良いかを考え、関わり、行動することです!

「地域で元気な高齢者を少しでも増やすための人材育成に携わり、一緒に地域づくりを行いたい」と明確な思いを持っている方や、「人前で話すことが得意だ」という方は、是非、行政で活躍して欲しいと思います!

まとめ

お話をまとめると、

まとめ

  • 理学療法士として行政で勤務する一番のやりがいは、地域住民と一緒に地域づくりが出来ること!
  • 理学療法士として行政で働くのは、病院と異なり地域住民全員が自分の担当となるため「1対多」ならではの大変さがある!
  • 「地域住民と一緒に地域づくりを行いたい」「人前で話すことが得意だ」という理学療法士は行政で活躍して欲しい!

理学療法士として行政で働く人はまだまだ少数だと思います。

「行政でも働けるんだ」と新しい発見に繋がった人もいるんじゃないでしょうか?

今回は行政で働くっていうのが、かなりイメージできましたね。

経験者の方に教えてもらえることって、なかなか無いので、ぜひ参考してください!

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