
あなたも一度はありますよね?
きっとあると思います。
「理学療法士」ってググったこと。
その検索結果に、こういうのありませんでしたか?
理学療法士の需要は今後も益々伸びる!
みたいな文章。
もしくは、講習会だの学会だのでお偉い人が、
「高齢化社会が進む日本では、理学療法士の存在意義が強くなっている」
みたいな発言されているのを聞いたことはありませんか?
本当にそうなのでしょうか。
私は疑問です。
だから一緒に、理学療法士の今後について考えてみましょう!
ズバリ理学療法士の今後は?

2020年現在で言うと、
「理学療法士は需要がある」
と言えるでしょう。
でも、いつまでも求められるのでしょうか?
その答えがここにはあります。
理学療法士の需要と供給
需要がある。
と言うことは、求められているってことですよね。
少し難しい言い方をすると、
需要が供給を上回っているってことですよね。
じゃあ、いつまでそんな状態何でしょうか。
下の図を見てください。

注目して欲しいのは2026年頃です。
推測では2026年に理学療法士と作業療法士の数が
需要を上回ると出ています。
それに、2040年には供給数が需要数の1.5倍になると
推測されているではありませんか。
つまり、後6年程で「需要がある」は幻想になってきます。
だんだん需要が少なくなっていく傾向があります。
2025年問題って聞いたことはありますか?
簡単に言うと、
人口ピラミッドの大きな部分を占める団塊の世代
ってのがあります。
その人たちが2025年頃に75歳以上の
後期高齢者となります。
それは、国民の4人に1人が後期高齢者
という超高齢化社会を意味します。
高齢者が増えると、我々理学療法士が必要
と考えることができます。
だから、国はせっせと理学療法士を増やしています。
今では年間約1万人の理学療法士が誕生しています。

毎年それだけ増える訳ですから、
いつかは、もうあまり増やさなくてもいいかも
ってなります。
それが、2026年頃です。
だから理学療法士の今後については、
今は需要がある。
でも、近い将来それほど需要はない。
これが正解でしょう。
私も含めて、既に理学療法士として働いている人にとっては
関係ないように思いますよね。
だってもう就職して働いている訳だから。
じゃあ本当にそうでしょうか。
全く関係なくもないようです。
未来予想図
需要が小さいと、求人率も低下するでしょう。
今から理学療法士を目指す場合、
需要がなかったら就職が難しそうとかイメージできますよね。
じゃあ既に働いている理学療法士はどうなのか?
大なり小なり影響はあるでしょう。
まず、動きにくくなります。
需要があるうちは、比較的に転職はしやすいです。
人員を確保するために、求人も多く出ます。
求人が多いといろんなところへ分散するので、
ライバルも少なくなりやすいです。
需要がなくなってくるとどうでしょう。
求人は少なくなります。
同じところに志望する人も増えて、
ライバルも多くなります。
1人の募集に10人も20人も来たら、
あなたは勝てるでしょうか。
私は自信ありませんね。
これからの理学療法士は質が求められる
と言う話を聞きます。
それには、需要が減り求人が少なくなるから。
と言った背景が考えられますね。
あと、ロボット化やIT化の影響も出てきます。
今はあんまり感じる機会は少ないです。
でも、リハビリ業界でもロボット化やIT化は
確実に進みます。
スマホで撮影するだけで、関節角度がわかる。
そんなアプリも出てます。
どんどんリハビリを助けてくれる
アプリが出てくるでしょう。
一旦進み出すと、あっと言う前にロボットに
仕事を取られることもあるでしょう。
一見良いように見えますよ。
書類やある程度の評価などをロボットが
効率良くやってくれるんですから。
1人当たりの理学療法士の仕事上の負担は減ります。
だから、人員を増やさなくてよくなってしまいますね。
すると、求人も減ります。
やはり、これから動きにくくなるでしょう。
動くのは今のうち、かもしれません。
今のうちにやっておくべきこと
定年までずっと今の職場にいるから。
そんな方には、動けなくなることは
関係ないことかもしれません。
転職せざるを得ない状況になるまでは。
病院だから、母体が大きいから。
と言った理由は、安心できないかもしれません。
理学療法士の大半が病院勤務かと思います。
その病院も今の時代、倒産する場合があります。
頭の片隅にでも置いておくことをオススメします。
じゃあ動きたいけど、動けていない人はどうでしょう。
答えは、「早くしないといけない」です。
時間は待ってくれません。
動きにくくなってから動いたのでは、
余計な苦労をするでしょう。
需要がある今、どんどん行動を取るべきです。
今は行動を起こしやすいとも捉えられます。
他の病院や訪問看護ステーションなどに転職する。
自分に合わなかったら、また転職も可能でしょう。
確かに失敗は怖いですよね。
でも、失敗は成功の元なのです。
より多くの失敗をした人が、
より多くの成功を手にできます。
もし今の自分、今の職場に不満があるならば、
行動あるのみです。
私たちにはいろんな可能性があります。
理学療法士の免許を持っているからって、
別に理学療法士をしなければいけない理由にはなりません。
理学療法士がケーキ屋さんをしたっていいじゃないですか。
とは言え、いきなり畑違いのことはやりにくいですね。
成功の確率も低いでしょうし。
だから、段階を踏んでいきましょう。
まずは最終的にどうなりたいかをイメージしましょう。
もし、仲間で支え合いながら自分を高めていきたい。
と思っているならば、そういった職場を求めて
転職するべきですよね。
それも需要がある今のうちに。
もし、将来的に一般企業で働きたいのなら、
準備をしやすい職場に一度転職するべきですよね。
もちろん、いきなり一般企業への転職でもいいでしょうけど。
もし、理学療法士を続けながら副業もやりたいのなら、
自分の時間を確保できるところへ転職するべきですよね。
しっかり考えて、
少しの勇気を持って、
行動するだけで、
人生が変わります。
現役理学療法士のための対処法

ただ闇雲に行動しても効率的とは言えません。
しなくてもいい失敗までは、する必要がありません。
まずはしっかり考えることです。
あなたはどうなりたいのか。
やることを絞りましょう
転職することが全てではありません。
でも、個人の力を鍛えておかなければいけません。
転職などの行動をする、しないにしろ。
これから理学療法士はやらなければいけません。
何も考えず、
何も行動せず、
呑気に年齢を重ねた結果、
将来どうなるのか?
考えるだけでゾッとしますね。
個人の力を鍛える方法があります。
オススメは絞ることです。
理学療法士なら整形疾患に特化するとか。
もっと言うなら、整形疾患でも肩関節に特化するとか。
そこまで絞って尖った方が良いでしょう。
起業したいなら、経営に少しでも携われるようにする。
起業するなら技術はもちろんですが、
マーケティングが重要です。
経営をしたことがないなら、
あなたは机上の空論しか持っていません。
実際に経験することが一番です。
だから、経営を学ぶことに絞って転職するのが良いでしょう。
例えば、訪問看護ステーションの立ち上げに携わる。
それなら可能ではないでしょうか。
私みたいなポンコツが生きる道は絞るしかありません。
決して、優秀な理学療法士とは戦わないのが得策です。
あれもこれもしなければいけない状況はしんどいですよね。
何をしたら良いのかが分からなくなります。
でも、やることを1つとかに絞ると少し楽になります。
リハビリについて勉強しようと思うと、
動けないですよね。
では、肩関節のみ勉強しようと思うと、
ちょっと始めやすくありませんか?
地道ですが、確実に自分磨きに繋がります。
是非、明日やることから絞っていきましょう!
継続は力なり
やることが決まったら、それをやるだけです。
でも、実際に一番難しいのは続けること。
習慣化するまでが最も難関ですよね。
3日坊主になってませんか?
気持ちはわかりますよ。
私も同じです。
やり始めたものの、悩む時があります。
「本当にこのままで良いのかな」って。
大いに悩みましょう!
悩みが大きいほど、それだけ自分の人生について考えている。
と言う証拠です。
失敗して修正したり、上手くいって喜んだり、
そうやって成長できます。
それに、今ならやり直しがしやすいです。
まだ理学療法士には需要がありますから。
今のうちに、挑戦しましょう!
まとめ

まとめると、
- 今、理学療法士は需要がある!でも2026年頃からはあまり需要がない!
- 今のうちにどんどん失敗していくべき!
- やることを絞って自分を信じて行動あるのみ!
理学療法士の業界を知らない人ほど、
理学療法士のことを良い風に思っている人が
多いように思います。
でも、いろんな情報に惑わされずに、
しっかりと将来を考えてください。
胡座をかいていては、痛い目に合います。
例え、国家資格であっても、
臨床経験が長くても、
容赦なく時代の波に呑まれてしまいます。
資格に価値があるのではありません。
価値があるのはあなた自身なのですから。
個人の力を鍛えていきましょう!
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