
国家試験に合格したものの、仕事に身が入らない。
思っていたような仕事じゃなかった。
毎日、毎日同じ光景。
やりがいを感じなくなってしまったあなた。
いつも、いつも全力では走れません。
ここは一度、立ち止まってみましょう。
やりたいこと・やるべきこと
「やりたいこと=理学療法士」とは限りませんね。
私も実際、将来的には理学療法士でなくて
良いと思っています。
そのために、日々コツコツと行動しています。
それに、脱サラに失敗という経験があります。
そんな経験から、
「やりたいことと、やるべきことは一緒じゃなくていい」
と思っています。
やりたいことはそのまま、
あなたがやりたいことです。
家でゴロゴロ生活したい。
飲食店を持ちたい。
もっと家族の時間を持ちたい。
あなたにも何かあるでしょう。
まだはっきりしていないのであれば、
この機会にやりたいことを決めましょう!
じゃあやるべきことっていうのは、
ここでは生活するための最低限の収入を確保する、
ということです。
これは脱サラした時に痛感しましたね。
そんなこと当たり前ですよね。
でも、実際にやってみないと分からないこともあったんで、
いろいろ考えて行動しました。
ただ、やっぱり「やるべきこと」は大事でした。
一致するとは限らない
「やりたいこと=やるべきこと」
代表的な例としては、プロ野球選手です。
野球がやりたいし、
野球で生計を立てる訳ですから。
でも、必ず「やりたいこと=やるべきこと」
にはなりません。
大半の方がそうでしょう。
理学療法士のあなたも同じです。
無理に理学療法士がやりたいことなんだ!
って自己暗示をかけてませんか?
そんなことしなくても、分けて考えるべきです。
やりたいことは他にあって、
理学療法士は収入源の1つ。
そう割り切りましょう。
理学療法士を辞めたいのなら、
理学療法士による収入を保険として、
やりたいことに注力してやればいいのです。
今のところ、理学療法士ならバイトでも
食べていけるくらい稼げます。
理学療法士としての仕事を減らして週3、4日にして、
あとはやりたいことに時間を使うことだって可能です。
だから、やりたいこととやるべきことを
分けて考えましょう。
そもそもやりがいって何?
理学療法士にとってのやりがいとは何でしょう?
患者さんにありがとうと言われた時。
想定より患者さんの回復が大きかった時。
他業種から頼られた時。
合コンで職業聞かれて「すごいね」
って言われた時。
やりがいを感じる場面は、
人それぞれかもしれません。
でも、私は相応しい成果報酬が必要だと思います。
確かに感謝されても、
理学療法士やっててよかったと思いますよ。
だからって、これだけではね。
ただでさえ、圧倒的に勉強が必要な職業です。
上司や先輩からは否定の嵐。
無駄な書類作りに残業三昧。
挙げ句の果てに、低賃金。
それで、ありがとうの一言でやりがいを感じるって。
ドラマの見過ぎでしょ。
私はそう思います。
やりがいとは、相応しい成果報酬があって感じるものです。
立ち止まって考えよう
確かに、働かないと生活ができません。
でも、やりがいを感じないまま働けますか?
1年や2年ぐらいなら、乗り超えられるかもしれません。
じゃあ、定年までそのまま乗り超えられますか?
きっとあなたは今、彷徨っています。
せっかくの人生ですから、
もっと楽しく満足のいくものにしましょう!
おっと。
怪しい宗教の勧誘ではありませんので、ご安心を!
終わりを考える
いきなりですが、
あなたは最後の時を迎えてしまったとします。
あなたのお葬式をイメージしてください。
参列してくれた、家族や親戚、友人は
どんな表情をしていますか?
そして、あなたについてどんな話をしているでしょうか?
何を言いたいかと言うと、
あなたはどんな風にみられたかったのか。
これこそが、人生のゴールと言えるでしょう。
ゴールを設定しなければ彷徨うばかりです。
マラソンで42.195キロ走ったのに
ゴールを間違えてしまったら、
せっかくの努力が水の泡ですよね。
だから、人生においてもしっかりゴール設定が大事です。
一度、じっくり時間を作って考えてみることをオススメします。
1つの手段としての理学療法士
人生のゴールが決まりましたか?
さぁゴールが決まればどんな行動をとっていくべきか、
少し見えてくるのではないでしょうか?
スマホでピコピコと、ゲームをしている場合ではありませんね。
どんなゴール設定をしたのかに関わらず、
きっと「お金」というものが関わってくるのではないでしょうか。
生活するためには必ず「お金」が必要ですからね。
その「お金」を稼ぐ手段として、仕事があります。
さらにその仕事として、理学療法士を選んだ。
というのが、あなたと私です。
だから、嫌でも毎日リハビリしている訳ですね。
でも、当たり前ですが仕事って他にもたくさんあります。
だから、理学療法士に拘る必要性はありません。
簡単に言っても、現実はそう簡単ではないことは理解してます。
ただ、国家資格である理学療法士免許を持っているから。
そんな理由で、あなたの可能性を潰していたら勿体無い。
ってことを十分に理解しておいてください。
あなたの最後の時に周りの評価として、
「あいつが理学療法士でよかった」
「理学療法士の誇りだ」
「この理学療法士業界を変えてくれた」
など、誇りある理学療法士として
最後の時をイメージされた方いますか?
その方以外は理学療法士は、
手段であって目的ではないはずです。
決して、4 年も大学行ったから、
国家試験に受かったから、
そんな理由で無理して続けることはありません。
これからの歩み方
人生のゴールが見つかった。
やりたいことが見えてきた。
やるべきことがわかった。
じゃあ実際に行動していきましょう!
理学療法士を続ける
理学療法士として、やりがいを見つける。
これも1つでしょう。
ただ、現状はやりがいを感じていないなら、
もっとやりがいを感じられるところを
探しにいくべきです。
回復期しか経験がないなら、
急性期や維持期を経験する。
病院しか経験がないなら、
老健やデイサービス、
訪問看護を経験する。
働く場所を変えることで、
やりがいを見つけることも可能でしょう。
それに、同じ回復期なら回復期。
病院なら病院の中にも、職場を変えるだけで、
全く別の世界が見えてくることもあります。
思い切って転職する価値は大いにあります。
いろんな方にも出会えますからね。
きっとあなたを今以上に必要としてくれる。
そんな職場があります。
こんなポンコツの私だって、
たった1回の転職で、
必要としてくれる職場に辿り着いた訳ですから。
勇気を持って行動に移しましょう。
別の道へ
やっぱり理学療法士には、
どうしてもやりがいを感じない。
それもありです。
やりたいことを見つけて、それを実現しましょう。
いきなり全く別の道を選ぶのも勇気が必要ですね。
なかなか、いきなり別の道に行けない。
そんな人は少しずつ別の道へ、
軌道修正することもできます。
まず、動きやすい環境が必要です。
副業禁止や残業が多い職場の人も多いはずです。
まずは、第一段階としてやりたいことに
時間を費やせる環境に移りましょう。
理学療法士として働きつつ、
やりたいことをやれる生活を作ります。
低収入と言っても、理学療法士の給料で食べていけますよね。
今のところは。
非常勤としてでも、そこそこ給料はもらえます。
これは理学療法士という国家資格の強みです。
是非、この強みを生かしてやりたいことができる環境に移りましょう。
まとめ
まとめると、
- やりたいこととやるべきことは必ずしも一致しない!
- やりがいとは相応しい成果報酬があると感じるもの!
- 人生のゴールを決めよう!理学療法士は1つの手段でしかない!
- 環境を変え、なりたい自分になる!
国家資格であり、
医療従事者である、理学療法士。
端から見ると、良く見られがちですよね。
でも、当事者が感じているものと
違っている場合もありますよね。
私もそうでした。
今はやりがいを感じなくたっていいじゃないですか。
これからやりがいを感じる人生を送りましょう。
理学療法士にやりがいを感じなくても、
理学療法士の免許を持っている奴が、
別のことでやりがいを感じても、
ええやん。
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