仕事をしていて理想的な上司に会ったことありますか?
私は「理想的な上司」に会うのは、かなり難しい事だと思っています。
上司に求めるものとして、
- 治療技術、知識がしっかりしている
- 誰にでも穏やかな姿勢
- 人によって態度を変えない
- 診療報酬などの知識がある
- しっかり話を聞いてくれる
- クレーム処理などで先頭に立ってくれる
考えただけで、たくさん出てきます。
このようなことを全て満たす人って私は「ほぼ居ない」と思ってしまいます。
どこかで妥協が必要になります。
許せる範囲なら大丈夫なのですが、許せる範囲を越してくると、転職も考えてしまうこともありますよね。
「上司が使えない」と言う理由での転職は比較的若い世代に多い印象を受けています。
「上司と合わないから転職」と言う考え方も仕方ないんですが、転職する前に1つ呼吸を置いてからゆっくり考えましょう。
今回は職場の規模により、あてにならない話もありますが、転職する前に考えて欲しいことをお伝えします。
どこで働いても完璧な上司は存在しない
これが全てだと思います。
先程も書きましたが、私たちは多くの事を上司に求めてしまいます。
しかも、人によって上司に求めていることも変わってきます。
個人個人が求めるもの全てを満たすことが出来る人なんて存在しません。
もし、テレビでお馴染みの「絶対失敗しない女性外科医」が上司だったとしましょう!
美人で、スタイルが良く、とてつもなく高い技術を持っています。ここまでは完璧です。
ただ、あの方は「誰かに教える」タイプではないし、良く言っても黙って背中で語るタイプです。
それに、言葉にトゲがあります。
不完全さを見せるシーンもありますが、同僚がいる前ではありません。こうなると同じ職場の上司ならツラいと思うかもしれません。
やはり、ドラマでも完璧な上司は存在しませんでした。
なので、理想の上司と言うものは存在しないと考えてください。
世の中には理想の上司ランキングなるものがありますが、実際に出会わないからこその理想の上司ランキングなんです。
出来ることなら、私だって内村さんや水卜さんの下で働いてみたいです。
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上司に不満を持たない解決策
本当に信頼できない上司?
完璧な人間なんて居ない。
それがわかっている上で「あ、この上司嫌いだわ。絶対合わない。」と思ったら、上司を取り巻く人達を見てみましょう。
上司が何かしらの業務におわれているとき、上司の周りに手伝いをする人は居るでしょうか?
高頻度で誰か手伝う様子が見られるなら、その上司は何かしらの魅力がある人なのだと思います。
本当に何も魅力が無くて、欠点だらけならば誰も手伝おうとは思いませんからね。
同じメンバーが手伝っていると話は変わってくるかもしれませんが、顔ぶれが変わっても手伝っている人がいたら、信頼出来る人なんだと思います。
その手伝いをしている人の中に話しやすい人が居る場合は、上司がどんな人なのか聞いてみるのも一つの手だと思います。
新しい発見がある場合があります。
それでも上手く行かない場合もあります。
私の後輩の職場では「主任が辞めるか、主任以外の皆が辞めるか」と言う状況まで発展したと言うこと話を聞きました。
その主任、は訪問事業の営業であまりリハビリ室に居ることは無く、居てもパソコンの前から動かず患者さんを診る事はほとんど無く、外来で女子高生のオーダーが出たときだけ動いてきた。と言う話を聞きました。
実際に働いている姿を見せること、老若男女構わず介入している姿を見せなければ、信頼を作ることは難しいですね。
結局、主任が退職して「状況は落ち着いた。」とのことでした。
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上司の立場
一応、私も上司と呼ばれる時期があったので上司の気持ちもわかります。
私は前主任が色々問題があった人だったため、後輩達の推薦により主任になってしまった過去があります。
私が勤めていた病院では副主任がいて、主任がいます。その上はドクターや各施設の管理者になります。
リハビリトップの上は、いきなり経営陣になるんです。
経営陣の中にはリハビリに対して理解が無い方も多いです。
役職がつくと会議が増えます。
会議が増えると資料作りも行わなければいけなく、患者さんを診る時間が減り、後輩と関わる時間も減っていきます。
そして、会議の中では実績の報告などもあり、インフルエンザなどの流行により月の単位数が減っている際でも「何でこんなに減っているの?」「あなたたちは何をしているの?」と数字しか見られません。
現場のスタッフの事は関係なく「単位数を増やせ」と言うように収益で考えています。
言いたいことはわかるのですが「頑張ってもこれ以上増やせない」と言う事を伝える事が難しいのです。
自分達の仕事を守るため、働きやすい環境をつくるために上司は経営陣とも戦っています。
そこのところも心の片隅においてくれると上司の心情としては助かります。
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まとめ
この記事をまとめると、
まとめ
- 理想の上司なんて世の中にはいないので大きな期待を持たないでください
- 本当に信頼出来ない上司か見極ましょう。
- 上司もさらに上司と戦っていると言うことを考えてみましょう。
転職する理由をしっかり考えてみて、理由が上司の事だけだった場合は転職するのを少し考えなおしてください。
転職先でも上司の事で悩む場合が多いです。
現在の職場の同期のスタッフや身近な先輩とは一緒に仕事を続けていきたいのか考えて見てください。
それでも我慢できない所まで来ているならば転職しましょう。
面接の際には間違っても「上司と上手くいかなかった。」と正直なことは言わないようにしましょう。
転職先の上司にプレッシャーがかかる上、場合によっては不採用になることも多いです。
1度転職を決める前に落ち着いて職場の状態を見回してみてください。
新しい発見があるかもしれません。
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この記事のライターさん
30代男性理学療法士